355【みんな大好きあの人の登場！】 ページ6
暫し待機していると、ジェイムズさんから朗報が回った。
ジェイムズ「3人に絞れたよ。」
ジェイムズさんは男性が映る3枚の写真を見せてきた。
ジェイムズ「1人目は18日に右足骨折で入院した、新木張太郎さん。2人目は19日に頚椎捻挫で入院した、楠田陸道さん。そして3人目が21日に急性腰痛で入院した西山忠吾さん。
...3人とも個室を希望していて、見舞いに来た人物はまだ一人もいないそうだ」
それをじっと見詰めていると、コナン君から視線を感じて見下ろす。
コナン「汀紗姉ちゃん、流石に写真を見ただけじゃ奴らの仲間かどうかは分かんないよね？それとももうわかってて黙ってる...？」
ジョディ/ジェイムズ「「！」」
『....ここでわかってるって答えたら、お前の探偵としてのプライドは許してくれんのか？』
コナン「...。」
『そういう訳だ。導いてくれよ、小さな探偵くん♪』
揶揄う様にコナン君の頭をわしゃわしゃと撫でると、ジトッとした表情を浮かべながらも「わァってる」とため息混じりに返事を返した。
そんなコナン君を赤井さんは見定めていた。
もうそろそろかな？二人の間に信頼が芽生えるのは＿＿、
赤井「...どうやら水無怜奈がここにいる事もそれを我々ＦＢＩが匿っていることもバレてはいないようだな」
バレていたとしたら、捜査官の人数や配置を把握するために仲間の見舞いを装って、数人ここに潜入しているだろうからね。
ジェイムズ「水無怜奈の病室を警護している捜査官にこの事を伝えてくれ、その3人の顔を頭に刻み込んでおけとな」
ジョディ「はい！」
──────────────────────────
それから、ジェイムズさんは再び院長に眠っている水無怜奈を再検査して欲しいと頼み込み、今検査が終わった所だ。
結果はまだ昏睡状態との事、3日後には予定している脳波検査をするらしいが.....CIAの精神力って底知れないよな。
凄いよ...瑛海さんー、、。
赤井「しかし不幸中の幸いですね、彼女が眠ったままというのは」
『それで？例の3人の中から組織の人間が誰なのか導き出す方法はなにか思い付いたの？』
赤井「本来なら3人まとめて違う病院に移してたっぷりと尋問するところだが...」
ジェイムズ「ここは日本、しかも日本警察に断りもなく捜査をしている我々がそんな真似はできんよ。3人の内の2人はただの患者だしな」
かといってＦＢＩがヘタに動くと、水無怜奈がここに居ると感づかれてしまう。ならば、！
コナン「じゃあさ、ボクが思いついたいい方法でやってみる？汀紗姉ちゃんも協力してくれる？」
『...フッ、ああ。承った』
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作者名：MN | 作成日時：2024年2月29日 7時
