393【ずっと傍で支えて欲しい】 ページ44
有希子さんは「お茶入れてくるわね」と言って、書斎を出て行った。博士も役目を終えた為お茶は遠慮して工藤邸を後にした。
そして、書斎に残った私とコナン君と昴さん。
昴「さて、汀紗さん。これが今回の要請の報酬です」
『わ〜いっ! ありがとうございます!』
昴さんから封筒に入ったお金を受け取り、その光景を横で見ていたコナン君はジト目をしていた。
『なんだよ?』
コナン「いや、ちゃんと要請なんだなって思って...」
『あぁ、確かにコナン君 要請の報酬貰うシーンとか初めて見たか。まぁ大体こんな感じよ、バイトの給料日とほぼ変わらん!』
コナン「そういうもんかよ、」
『そういうもんだ!』
赤井「それと汀紗。」
『はい!?』
ビックリした、いつの間にか声も雰囲気も赤井さんになっててビッくらポン...。ほらコナン君だってビッくらポンしてるよ、
『所でなんしょ?』
赤井「...まだ汀紗には借りを返せてないんだが、その一部として受け取って欲しいものがある。」
『...物?』
赤井「此方に背を向けて目をつぶってくれ」
『...? はい、、』
なんだ?何する気だ??物って何だ!?今目瞑ってるけど警戒そうに赤井さんを見てるコナン君の姿が浮かんで見えるよ!?ほんとに何する気なんだ!?赤い__
___チャラ...
『.....え?』
なんだ?首元がちょっと冷たい...。コレって、、まさか...
赤井「開けていいぞ」
『.....。...!これ、』
胸元付近で輝く、銀色のネックレス...。チャームはシンプルな小さいダイヤの宝石で光の角度によって淡くピンク色に煌めく__
『.....ン?オイ、赤井さんこれって...』
赤井「嗚呼。前の要請の時、通り道で使った宝石店を眺めていたろ?」
──『わぁ...綺麗なネックレス...わしと同じインナーカラーの宝石色だ! って、高!? 今月の金全部燃えるレベルの値段やん...』
バシッ!!!
赤井「おっ」
報酬を赤井さんの胸に叩き押し付ける。
『返します今回の要請の報酬...コレだけ大事に頂きたいと思います。』
赤井「いや両方とも貰ってくれ」
『ダメッッ!!! このネックレス○○万したんだぞッ!?』
コナン「えっ...(引)」
『なのに報酬なんて頂けな((赤井「受け取れ」
ありがとうございますッ!!!」
有無を言わせない赤井秀一のせいです、有難く両方とも受け取ります。これでまた増えた宝物...3つ目だー。
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作者名:MN | 作成日時:2024年2月29日 7時