386 ページ37
キール《今、大丈夫?周りに人いない?》
赤井「ああ、俺一人だが...」
キール《驚いたでしょ?組織に戻った私からこんなに早く連絡があるだなんて、》
赤井「どういう事か説明しろ。」
眉を寄せて、電話越しのキールに呼び掛ける赤井さん。
キール《実は組織に居づらくなってて、抜けたいから高飛びをする手助けをして欲しいの...。もちろんFBIが欲しがってる情報は提供するから2人きりで会えないかしら?》
赤井「ああ、そっちも一人なら構わんが...」
キール《じゃあ時間と場所は、後ほどメールで...》
ピッ、
赤井「...。」
そこで通話を終えた様子の赤井さん。
ジェイムズ「電話の相手は水無怜奈かね!?」
車の窓から顔を覗かせてきたジェイムズさん。
赤井「はい、これから2人きりで会わないかと言って来ました」
『大丈夫かな...?罠、、なんて事もあったりなかったり...でも罠だとしたら赤井さんが行かないと水無怜奈が殺されちゃう...』
赤井「心配するな汀紗、彼女もCIAの端くれ...上手く気に抜けられる策が何があるに違いない」
『うん...。』
頭を撫でてくれた赤井さんにはそう答える他なかった。
ジェイムズ「と、とにかくジョディ君を呼び出してこちらとしての対応を...!」
携帯を取り出し、ジョディ先生に電話を掛けようとしたジェイムズさんの手を左手で止めた赤井さん。
ジェイムズ「!...ど、どうしたんだね...?」
赤井「...」
『..........。』
電話を止められたジェイムズさんは、驚いた表情を浮かべて赤井さんを見詰め...私を見詰めてきたー。
71人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:MN | 作成日時:2024年2月29日 7時