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赤井「さて、私の事はご存知かな?」
水無「知ってるわ。赤井秀一...組織が最も恐れてるFBIの捜査官...そして__」
『?』
なんか水無怜奈が私に目を向けてきたんだけど...、
『あ、あの...』
水無「貴方、組織で育てられたんでしょ?」
赤井「!」
コナン「ッ...!?」
『.....。ハッ!?!?!?!?!?!?!!!?!!?!』
ちょ、待っ...!うるさ自分の声ッ、!!いやっ、え!?
『どッ...アッ、、...え?えぇっ!!?』
ギュッ
赤井「おっ」
あ、ちょっ。もっ、、!思わず赤井さんの袖掴んじゃったじゃん!!! どういう事なんだよ!?なんでバレたッ!!?
水無「もちろん貴方がFBIと関係を持っている事は組織に言ってないわ。」
『あ、そ...そりゃ、私がFBIとツルんでいる事を伝えるどうこう以前に、私が組織で育てられた存在だという事をジンら辺に伝えたら逆に殺されちゃう...だろうしね』
水無「えぇ」
『で、でも...どうやって私の正体を...』
恐る恐る水無怜奈に問掛けると、天井に目を向けてぽつりぽつりと喋り始めた。
水無「聞いてしまったのよー。」
少し前、ジンに任務の報告を伝えに行った時...
──ジン「...フッ、そうかよ。」
──キール(!...ジン?)
聞いた事のない彼の優しい声色に私は思わず、身を陰に潜めた。見るとジンは誰かに電話をしていた。そこで貴方の存在を知ってしまった...。
──ジン「...あぁ、またな。“汀紗”」
──キール(汀紗...? そういえば噂で聞いた事がある...天使という存在が組織に居るって、まさかジンの電話の相手が?)
そして、その名前の答えが今結び付いたって訳__
『...』
コナン/赤井「「...。」」
コナン「ね、ねぇ...汀紗姉ちゃ__」
ガアァンッ!!!!
コナン「っ、」
思わず壁パンしたら、壁にヒビが入りました。ごめん壁、
『っ巫山戯んなジンッ...!!!仕事場(?)で私情の電話すんなよッ...!ほうれんそうも出来ねぇヤツがッッ...!!クッソ、!!』
もうどんどんジンのせいでバレてくよッ、、!
『うぅ...』ズルズル...
思わず壁にズリ倒れていくと、コナンが同情する目で話しかけてくれた。
コナン「...まぁ、汀紗姉ちゃんなら自己防衛できるでしょ?」
『できる...けど、、もう今度ジンに会うとき平手打ちして関節技した後に投げ飛ばして...........最終的に負ける』
コナン「汀紗姉ちゃんの中に負けるって概念あったんだ」
『あ...うん、、まぁ...』
世の中 案外力が全てじゃないんだよ少年...。
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作者名:MN | 作成日時:2024年2月29日 7時