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そこから成功するのを願い車を走らせて、数分...。
ヴーッ!! ヴーッ!!
赤井「キャメルからだ。」
『お?どうだどうだ??』
赤井さんは電話に応答する。すると電話越しに聞こえてきたのは、キャメル捜査官の荒い息と作戦の結果の報告...。
キャメル《せ、成功しました...》
聞こえてきた結果に、私とコナンは微かに目を開く。
赤井「御苦労、よくやった。」
電話の向こうのキャメル捜査官に赤井さんはそう告げ、通話を切り...私とコナンの方を見て口の端を上げてきた。
それに私とコナンも応えるように、笑みを浮かべた。
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つーわけで戻ってきました杯戸中央病院!!
作戦決行前の場所の部屋にて、赤井さん達と練って考えた作戦内容をジョディ先生達に伝えた。
ジョディ「えぇ〜っ!?水無怜奈をわざと組織に渡したァー!!?」
部屋にジョディ先生の驚愕した声が響いた。
赤井「ああ。だからキャメルにドラテクをアピールするように言ったんだよ。この病院から水無怜奈を連れて脱出する際の運転手として選ばれるようにな」
キャメル「あいててっ...」
『あ、ゴメンなさい。染みた?』
キャメル「大丈夫です。ありがとうございます」
怪我をしたキャメル捜査官の手当をする私達を、ちらりと見やってきた赤井さん。そしてコナンと私を見ながらこの作戦は3人で考えたんだと言った。
赤井「その車を奴らに判別させ、彼女を奪還させてやったんだよ。そう奴らが我々の策を読んで...まんまと出し抜いたと錯覚するように、
この汀紗とボウヤとじっくり作戦を練ってな。」
コナン「うん!」
『せや〜♪』
まぁ、それに案の定 キャメル捜査官に気絶させられちゃった事に関しても計画の内だったのかと、ブチ切れたジョディ先生。
それに冷静に「ああ」と頷いた赤井さん。
赤井「作戦に支障をきたす人間は全て、黙らせろと指示を出した。それに今回は運良く奴らの爆弾を使って水無怜奈を運んだ車を爆発させ、運転手が死んだかのように偽装できたが...
あれは車をドリフトさせて、ガードレールの切れ目に運転席のドアが来る絶好の位置に車を停め、爆発のタイミングに合わせて脱出しなければ成功しない。
ドライブテクもないお前にそんな役をやらせる訳にはいかんだろ?」
ジョディ「...。」
全然不満顔のジョディ先生、申し訳ねぇな()
すると「しかし」と不安そうに訪ねたジェイムズさん。
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作者名:MN | 作成日時:2024年2月29日 7時