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その後コナン君は叱られて、私も「弟の面倒は姉の責任だぞ!」と怒られてしまい西山さんの映像は終わった。
『これが弟とか.....アリだな☆』
コナン「ボク、無し。」
『泣いちゃうよ』
ジェイムズ「...次は頚椎捻挫で入院した、楠田陸道さん」
再生ボタンを押したジェイムズさん。
《ドサッ!》
コナン《イテテッ...》
《あ、だっ大丈夫...?ごめん、急にドア開けて...》
楠田《あ?何コケてんだ、お前?》
コナン《ちょっとソレ拾ってくれる...?》
楠田《この携帯か?》
ジョディ「同じ入りね...」
コナン「これしか思いつかなくて、(汗)」
楠田陸道にも西山さんと同じように、携帯の使い方は分かるか?とコナン君が問い掛けた。
楠田《けどよ、病院で携帯なんか使ったらヤバい...ってこれ電池が入ってねーじゃねぇか!》
コナン《そっかー!ここに来る前も落としたから、その時に外れちゃったんだね!...あっ!お兄さんコーヒー好きなの??》
楠田《あぁ...今も一本飲んだところで、》
《__カランッ、! カラッ、!》
楠田《あ、おい!何やってんだ!》
コナン《ごめんなさい、種類を見ようとしたら手が引っ掛かっちゃって...!》
コナン君は中身が空になった缶コーヒーを拾い上げた。その後すぐに映像は終了した。
赤井「...」
『...最後は右足を骨折した新木張太郎さん、、。』
またまた同じように転けて携帯を取ってくれとコナン君はお願いしたが、新木さんは携帯電話と虫が大嫌いだと怒ってしまった。
コナン《虫って言えば、おじさん左の襟元に何かついてるよ?》
新木《ん?》
コナン《それ蜘蛛じゃ...!》
新木《なっ、何じゃとォ!?》
驚いた新木さんは襟元を大きく広げた。
けど、虫じゃなかったとコナン君は訂正した。
新木《小僧...小娘、、さては貴様ら頼まれてワシに探りを入れてきたな?》
ジェイムズ/ジョディ「「え!?」」
新木《お前たちを差し向けた医者に言っておけ!ワシの足はまだ治ってないし、体に害のあるレントゲンも撮る気は無い!ワシが欲しいのは診断書だけじゃとな!》
そこで映像は終わった。
ジョディ「うーん...3人とも上手く誤魔化しているように見えますね」
ジェイムズ「あぁ、これはしばらくこの3人に見張りをつけねば__」
容疑者の3人に悩ましい態度を見せた2人。
それを「いや。」の一言で否定した赤井さんは振り返る。
赤井「見張りをつけるのはたった1人、そうだろ?
ボウヤ、汀紗─────。」
「『うん!/嗚呼。』」
助手席から私とコナン君を覗いた赤井さんに頷いた。
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作者名:MN | 作成日時:2024年2月29日 7時