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コナン「汀紗姉ちゃん 敵キャラ好きだよねー」ジトォ
『しゃーないやん。オタクの性癖には逆らえん』
江守「オイ誰なんだよ、そいつ」
滝沢「自分たちだけで納得すんなよ」
『ホームズの宿敵だよ。ロンドンの暗黒街を支配下に置いて、ヨーロッパ全土に絶大な影響力を及ぼしていると言われている...犯罪界のナポレオン』
蘭「でも、モリアーティー教授は陰で糸を引いているけどなかなか姿を現さない人物よ?どうやって辿り着けばいいの?」
コナン「教授が姿を現さないのなら、彼に繋がる人物に接触するんだ」
『そうセバスチャン・モラン大佐じゃあ!!!』
蘭「あ、そっか!教授の腹心の部下、モラン大佐!あ...でも、大佐だってどこにいるのか」
コナン「それならきっと__」
灰原「ホームズのメモによると、大佐が根城にしているのはダウンタウンの“トランプクラブ”よ」
コナン君の言葉を遮って、机の上のメモを物色していた哀ちゃんが応えた。
コナン「ロンドン第二の危険人物だから、接触は注意しないとな」
蘭「コナン君、よく知ってる」
コナン「えっ、あ、ほら!ボクも新一兄ちゃんによく聞かされてたから...!それに汀紗姉ちゃんにも聞かされて...」
蘭「なーんだ、やっぱりそうか!でもあのホームズオタクにしつこく聞かされたのが、今回結構役に立ってるね」
コナン「あ、あはは...(苦笑)」
蘭「あれ?でも汀紗はなんでホームズに詳しいの??」
『ン〜?? 言ってなかったっけ?私 小中の頃は暇さえあれば新一の家に不法s((じゃなくて、遊びに行ってホームズの本読み漁ってたから!HAHAHA!!』
蘭「今、不法侵入って言わなかった...?」
『新一には許可降りてたので!だいじぶです!』
蘭「そうなんだ...(汗)
(新一なんだかんだ言って、汀紗には凄い甘いしお互い距離も凄い近い...って何考えてるの私!!汀紗も新一も互いに友達としか思ってないんだから!!!)」
コナン(何で昔のオレは毎度ピッキングして、不法侵入してくる汀紗に疑問を抱かなかったんだよ...。)←
その時、元太が棚の引き出しを開けて声を上げた。
元太「うひょー!本物の銃だぜ!」
コナン「戻すんだ元太!」
元太「で、でもよ...おっかないやつに会いに行くんだろ?」
コナン「使い慣れてない武器は役に立たないし、争いのもとだ。置いていけ」
元太「お、お前の方がおっかねぇな...」
大人しく元太は机の引き出しに銃を戻した。横でコナン君はホームズの資料から、あのサイズの違う指輪の写真を剥がして、ポケットにしまった。
遅くならない内に一行は再び、駆り出した。
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作者名:MN | 作成日時:2024年2月23日 21時