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ガチャー。
婦人「まあまあ、ホームズさんにそっくりね。いつもそんな格好で物思いにふけってらっしゃるのよ」
婦人の言葉に蘭は納得がいった様子、コナン君がホームズの真似をしているだけだと思ったみたいですね〜。もどかしぃ〜!!
婦人「それじゃ、お茶が入るまで寛いでらっしゃいな」
婦人はそう言い残し、部屋を出て行った。
諸星「おい。のんびりしてる時間はねぇんじゃねぇのか?」
菊川「でも諸星君。何をすればいいの?」
諸星「きっとそこのメガネが知ってるさ」
コナン「ホームズのことだから、ジャック・ザ・リッパーに関する資料を集めてるはずだよ」
蘭「じゃあ、みんなで手分けして探しましょ」
菊川「はい。じゃあ、私はこの辺を」
些細な事で人の心情って変わるもんやね〜。
部屋の中を物色し、切り裂きジャックの手掛かりを探す。ヤベェ....能力が無ェから半分しか読めねぇ、、何とか自身の脳をフル活用して読んでいると突然英文が日本語に変わった。
(プログラムを書き換えてくれたか、にしても全文英語なのにも関わらず半分読める私...普通に頭良い方なのでは??)
__ガタッ、
諸星「ん?」
ポスッ
諸星「...汚ぇボール」
近くで、本棚の上から落ちてきたらしい汚れたボールを手にして後ろへ投げた諸星君、そのボールをヘディングでキャッチした滝沢君がそれを見て目を見開いた。
滝沢「こ、これって...!おい江守!これ100年前のサッカーボールだぞ!」
江守「オォ!!本当だ!!スッゲェー!!」
コナン「...」
その光景をコナン君はじっと見つめていた。
その時蘭が探してた本を見つけたらしく、声を上げた。
蘭「これじゃない?」
机の上に置かれた一冊の本の表紙には【ジャック・ザ・リッパーに関する考察】と書かれていた。
コナン君がページをめくる。
コナン「1番最初に起きた事件は...9月8日 2人目の犠牲者はハニー・チャールストン、一人暮らしの41歳の女性。
遺体発見場所はホワイト・チャペル地区のセントマリー教会に隣接する空き地、殺人現場の遺留品は2つのサイズの違う指輪.....」
『サイズの違う指輪...?』
コナン「ロンドンを恐怖のどん底に突き落としたジャック・ザ・リッパーは前代未聞の社会不安を引き起こした点から、悪の総本山 モリアーティー教授に繋がっていると...は確信している」
『ぇえっ...!!? モリアーティー教授まで来んの!?推しぢゃんッッッ...!』
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作者名:MN | 作成日時:2024年2月23日 21時