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『すみません、貴婦人つかぬ事をお伺い致しますが...今宵の月日をお教え願えますのですが宜しいでしょうか?』
婦人「あら、うふふっ貴婦人だなんてお上手ね、今日は9月30日よ?」
コナン「コイツ...(汗)」
灰原「何処ぞの怪盗さんが憑依したのかしら」
『憑依してねーわ。女性には優しく紳士に!これ基本な?』
コナン「あーだから松田刑事たちにはいつも口悪くて態度悪いから怒られてんのか」
『黙れクソガキ、それで9月30日と聞いて思い浮かべることは無いのかい??』
コナン「嗚呼。9月30日、それは“バスカヴィル家の犬事件”だ」
『タイミングが悪いよな〜。ちょうど2人がロンドンを離れているとき、つまりホームズはお留守...ノアズアークが日付けを変えたのかは知らんが、ダンジョンクリア道は遠なってしまったわ』
蘭「そんな...じゃあ、どうすれば...」
蘭が困った表情を浮かべた時、婦人がハッと顔を上げた。
婦人「貴方たち、2週間前の事件でホームズさんに協力して大手柄だったそうね!」
コナン「え?」
婦人「さあさあ、お上がりなさい。温かいミルクティーでも淹れて差し上げますよ」
そう言い、家に戻っていく婦人。
歩美「誰かと人違いしてるみたい」
コナン「そっか。オレ達のことを、ベイカー街イレギュラーズと間違えてるんだ!」
元太「なんだよそれ?」
『ホームズが雇った浮浪者の子供達のこと、大人じゃ入れない場所に潜り込んで情報を収集をしたりして、協力してたんだ』
光彦「ボク達少年探偵団の、先輩ってわけですね!」
『まぁそんな感じー。ほれ入るぞ〜 タダでミルクティー飲めるんだ!美人な婦人が入れたミルクティー飲めるなんて好機だぜ!!ヒャッホーイ!!!!』
蘭「あ、ちょっと!汀紗!はァ...全くもう」
コナン(結局オメーが一番はしゃいでんじゃねーか...)
という訳で下宿へお邪魔致す!!
中に入ると、100年前のロンドンの調度品たちが部屋を飾っている。ヤバいエモい...撮りたい! あ、使えないんだった
蘭「新一が知ったら羨ましがるだろうな...」
『お?なになに蘭ちゃ〜ん...?? 彼ピにこの光景見せたいってェ〜??汀紗ちゃん焼けちゃうなぁ〜』
蘭「あッ、ちょっと汀紗!そんなじゃないから!!それに新一は彼氏じゃないっ!!」
『ハイハイそうだね〜。そう言ってられるのも今のウチね〜』
頭ハッピーワールドの蘭ちゃんは置いといて、彼ピ(仮)の方を見てみると椅子に膝を立てて座り込み、両手を合わせて考え込んでいた。
それはホームズが考え事をする時と同じポーズ...バレてしまえ()
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作者名:MN | 作成日時:2024年2月23日 21時