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その後、哀ちゃんと二人で先に行った皆の後を追い掛けると「いっ...あたたたっ...!」と足を押さえて悶えるコナン君の姿が見えた。
やっぱり、あの時走り出した時に感じた感覚は間違いじゃなかった...。うわ〜...どうしようこうなれば私の銃やワイヤーも使えないし、超お荷物だよ.....。
灰原「阿笠博士の発明は、ゲームの世界では使えないってことね」
それにコナン君は掛けていた眼鏡を弄る。
コナン「ああ...。このメガネもアンテナは伸びるけどただのメガネで...これもただの時計ってわけだ」
『それだけじゃない。』
コナン「?」
私はコナン君と哀ちゃんの目線に合わせしゃがみ込み、2人の耳元で囁く。
『“能力”が使えない。』
コナン/灰原「「!?」」
『私の能力もゲームの世界じゃ無意味になってる。まぁ感覚で覚えてるやつは覚えてるからなんとかなると思うけど素の身体能力で何処まで持つか...とにかく、足でまといになる事は間違いないから、頼んだよ』
コナン「...嗚呼、わかった...。」
灰原「汀紗さん、、無理しないでよ...」
珍しい、2人が本気で私の心配をしてくれてるとは...。
すると、
「Oh,My Gad! There was Jack the Ripper!」
倒れていた女性の傍で男が叫んだ。それを聞いた周辺の人達が様子を伺いだしたのが見えた、映画何度も見てたし何言ってるのかは分かるけど...
歩美「なんて言ってるの?」
光彦「これ英語みたいですね...」
『切り裂きジャックが出たって言ってる。』
歩美/光彦「「切り裂きジャック??」」
『まぁ見てなって、向こうもその気なら何とかしてくれるって』
集まってきた住民達を見ていると、英語から日本語に変わった。
光彦「あ、日本語になりましたよ!」
元太「まるで本物の世界だなぁ!」
光彦「見るもの聞くもの、肌寒さもすべて本物です」
コナン「足の痛さも本物だったぜ」
警官「どいてどいて!」
警官「下がってください!」
すると集まる住民をかき分けて現れたのは2人の警官、すぐに被害者の女性の容態を見る。
警官「…おい。すぐにレストレード警部に連絡だ」
シャーロック・ホームズシリーズに登場するスコットランド・ヤードの警察官(wiki詳細) ンでも小説の中の架空の人物だし、実際の100年前のロンドンにいるはずがない人物...。
コナン「!」
どうやら小僧も勘づいた様子なので、現場検証が始まり慌ただしくなってきから、私らは一旦この場から離れることにした。
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作者名:MN | 作成日時:2024年2月23日 21時