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元太「はあ...、オレもコクーンやりてぇぞ。」
光彦「それは無理ですよ。ボク達パーティーには呼ばれたけど、コクーン体験者には選ばれてないんですから」
灰原「でも、歴史上の事件をゲームの中で体験できるってのは、少し興味あるわね」
コナン「たかがゲームだろ?」
好きだねぇあの夫婦は息子をオモチャにするの()
歩美「コナン君ってコンピューターゲーム苦手なんだよね」
元太「未だにファイナルクエストで苦労してるもんな」
光彦「指先案外不器用ですよね」
コナン「うっせぇな...」
すると会場に沢山の料理が用意された。それを見た元太が料理に手を付け始めた時、ゲームに参加できるバッジを配り始めていたのが見えた。
そういえばバッジ私は誰から貰えばいいんだろ?
後で係の人にでも聞くか、と思っているとおじさんが冷めた目では参加者の子供達を見た。
毛利「警視副総監の孫、財界実力者の孫、与党政治家の息子...。日本の将来を背負って立つ、2世3世が勢ぞろいか」
灰原「まるで、悪しき日本の世襲制が凝縮された光景ね」
「「「...え?」」」
灰原「こうした世襲制と共に、人間の過ちの歴史が繰り返されるわけよ」
こう、ね?哀さん...もちょい()
すぐにコナン君が子供っぽく!と哀ちゃんに耳打ちした。
灰原「政治家の息子は政治家になる。頭取の息子は頭取になる。これじゃあいつまで経っても、日本は変わらないってことよ...
あははっ!とかなんとか、昨日のニュースでいーっぱい、言ってたよ?」キュルン♡
「「「へ、へぇー...。」」」
『ハァハッ..........!(尊死)』
灰原「...どう?これで汀紗お姉ちゃん??」
『良いッ...良いぞ哀ちゃんッ...!もっかい今のポーズとって、撮るから!!』
灰原「断るわ。」
『え、そんなぁ〜...!』
そこをなんとか、!と哀ちゃんに志願していると園子お嬢様がやって来た。
園子「らーん!汀紗ー!」
蘭「あ、園子!」
すると赤いパーティードレスに身を包んでいた園子の姿に光彦が例の参加者のバッジを発見した。
光彦「あっ、園子さん!まさかそのバッジ...!」
園子「ああ、これ?鈴木財閥がゲーム開発に資金援助した関係でね。
それと、汀紗の分のバッジも預かってるよ〜」
『おっサンキュー♪』
手渡しで園子から受け取る。
案の定、子供達からは「えぇ〜っ!?」と声が上がる。
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作者名:MN | 作成日時:2024年2月23日 21時