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案の定コナン君は顔色変えて私に問い詰めてきた。
コナン「そ、それでソイツはッ!?」
『横浜港に到着した早々どっかに消えましたよ〜。どうせジンに迎えに来て貰って帰ったっしょ、 今から探したって見つからん見つからん』
コナン「ッ...、クソっ、、!」
『まぁまぁ事の幕が閉じた後にはどうする事も出来んよ。あ、ちなみにねぇ〜 前ベルモットに会ったんだけどそん時にアンタの事聞かれたで』
コナン「っえ、...な、なんて聞かれたんだ...?」
顔色の変化が一々すぎょいねキミ()
『ただシンプルにお前のこと教えて欲しいって聞かれた。ンで、なんて答えたかって言うと幼なじみとだけは伝えた」
コナン「そうか...まぁそれだけなら別に聞かれても支障は無いしな、」
博士「確かに、もう新一の正体はバレとるし...そうなると余計に新一が生きているという事実を組織に伝えとらん謎が深まるのぉ」
『ま〜ベルモットにも色々と事情あるんでね〜。』
コナン「....お母様、」
今度は私が目を見開き、コナンを見詰める。
コナン「お前、アイツが母親らしいな。本人がそう言ってたぜ」
『...そっか、他にはなんか言ってた?』
コナン「...。」
──ベルモット「私ね あの子が大人になったら、組織から手放すつもりでいたの。でも...大好きと言われて...手放せなくなっちゃったの。
だから将来、汀紗がコチラ側に着きたいと言いに来た時にはソッチもそれ相応の覚悟をしといてちょうだい___」
コナン「.....いや、特に何にも」
『そーかい。ンじゃあコナンの無事も哀ちゃんの無事も確認出来たし帰るわ!!ではまたあし__』
コナン「待て汀紗!」
『ん?なに??』
阿笠邸から出て行こうとした時、背後からコナン君に呼び止められた。振り向いて見るとコナン君は探偵の顔をしてて問い掛けてきた。
コナン「お前、FBIと繋がってたりするか...?」
『.....。ジョディ先生がFBIなのは知ってるよ。まぁ、警察の一部...陣平達とは繋がってるし、そう思ってしまう思考回路にも納得はしとくぜ』
それだけ言い残し、私は阿笠邸を後にした。
コナン「...否定も肯定も無しか、」
博士「FBIと繋がっとるか、どうしてそう思うんじゃ?」
コナン「いや、理由はねェんだけど何となく、一番信用している奴だからこそ信用出来ねェというか...汀紗は近くて遠い存在なんだ。まだアイツと対等な立場に立つには...
オレの存在はきっと、遠いんだろうなー。」
コナンは微かに悔しい感情がありながらも、汀紗に対するライバル心としての挑戦的な笑みを浮かべた。
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作者名:MN | 作成日時:2024年2月23日 21時