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その事をインターネットの殺人サイトの掲示板に殺したいと書き込んだところ、ベルモットという人物が話に乗ってきたそう...
殺害方法も凶器も全てこちらで用意すると、、。
『タチの悪いサイトがあるもんだよ。2chの治安さだけでも勘弁ならんってのに...』
新一「! お前、いつの間に」
『さっき』
推理ショーが終わったので新一の立っている背後からマストに登って、マストを覆う柵の所に腰を下ろして狼男が書き込んだと言われる殺人サイトの掲示板を特定して、スマホ画面を新一に見せた。
新一「ほーん...それ何とか出来へんのか?」
『端末1台じゃ対処出来んし、ポリ公の方からこれを壊してくれって要請が来ない限りコッチから動くつもりは無いよ』
新一「何気に律儀やなァ...」
『うっせ〜』
一方、マストの下の甲板では狼男がその話を最初は断ったがそれ以降、家族を隠し撮りされたような写真や盗聴テープ...日常の行動が綿密に書き込まれた書類がダンボール一箱分詰まれて送られてきたそう。
狼男「断ったり、警察に通報したりしたら俺や家族の誰かが死ぬって...まるでそう暗示しているかのようにッ!!」
毛利「とにかく!話は警察に行ってからたっぷりな?」
おじさんに肩を寄せられながら、狼男は船内へと連れて行かれた。一方マストに残っている新一は客達に短時間で解決した事件を賞賛され、拍手と共に讃えられた。
新一「いえいえ、すぐに解けたのは僕も犯人と同じトリックを使っていたからなんです。」
園子「は、犯人と同じトリックを使ってた?」
毛利「犯人は二重に仮装をさせてたんだぞ!お前、包帯しか巻いてなかったじゃねーか!!」
新一「だから、それは...」
ビリッ、、
新一は顔に手を掛け、マスクを破き変装を解いた。
服部「こういうこっちゃ!」
毛利「!お、お前は...服部平次!?へ、変装だと...!?」
園子「こ、声も口調もそっくりだったけど...」
メデューサ(当然よ。あの変装は6時間かけた私の自信作...声は似てるもなにも、指に着けたマイクに小声で話す平次君の推理を受信して、新一がマスクのマイクで喋りその声を平次君のネクタイのスピーカーから出していたんだから...
まっこのやり方が、汀紗ちゃんにどう評価されるか。)
メデューサもとい有希子さんが私の方をじっと見上げて見てきた為、変装の評価と声の出し方の評価を聞きたいって所かな?
という訳で私は有希子さんに向けてグッドサインを出すとキャッ♡と効果音が着きそうな喜びを見せてきた。はあぁぁああ...(悶)
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作者名:MN | 作成日時:2024年2月23日 21時