219【季節外れのハロウィンパーティー】 ページ19
ある日、蘭に探偵事務所に来て欲しいと言われ園子と一緒にやって来た。来た早々、蘭に招待状の手紙を見せられた。
園子「なにこれ?“季節外れのハロウィンパーティー”?」
『変な招待状やな、なんて書いてあるの??』
蘭「えっと、“無能な探偵毛利小五郎殿...来る満月の夜、貴子うをこのおぞましき夜会に招待しよう。血塗られた船上パーティーに...
無論、貴公の出欠に関わらず、死に逝く哀れな小羊は自らの運命を呪い...罪人はその断末魔に酔いしれる事になるまであろうか”」
毛利「オイ、2度も本人の目の前で読むなよ」
事務所の机で新聞を読みながら、ボヤいたおじさん。
『ごめんちゃいw ちなみにその招待状の送り主は?』
蘭「そうそう!汀紗なら読めるかなって思って、これ...英語なのかな?」
そう言われ招待状を私に渡してきた蘭、横で園子はどれどれー?と覗いてきた。
書かれている招待状の主の名前は“vermouth”
園子「なに〜これ?なんて読むの??ヴァ、ヴァー...ムース?」
『.....さぁ、な。私もなんて書いてあるのか』
蘭「うーん。流石の汀紗も分かんないか、」
『博士に聞いてみたら?』
「だね。」と言って蘭は博士に電話し始めた。
私は急用の用事があると言って事務所から出た。では博士の家に急いで向かいます!!向こうにコナン君いるので!!
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阿笠邸ー。
インターホンを押し、ドアを開けて出向かいてくれたのは招待状を手に持ったコナン君だった。
コナン「汀紗、なんで?」
『やぁ少年。ひょっとして君にも...』
ピッー!
コナン「!」
『こんな招待状をもらったんじゃないか?』
マジックで手の中から招待状を出すとコナン君は目を見開いた。コナン君は「とにかく上がれよ」と言って家に上がらせてくれた。
中には蘭と電話をする博士と、風邪を引いている哀ちゃんの姿が見えた。
博士「──ああ、わかった。」
ピッ
博士「いらっしゃい汀紗君、どうしたんじゃい?」
電話を終えた博士がこちらを向いた。
コナン「汀紗も貰ったんだとよ、この招待状を」
博士「な、なんと...!?」
灰原「ゴホッ、江戸川君と同じように汀紗さんも乗る気?その幽霊船に...」
ベッドの上で座りながら、訪ねてきた哀ちゃん。
『まぁね。』
コナン「嗚呼、差出人の名前が引っ掛かるからな...」
博士「心当たりがあるのか?」
コナン「それがあるのは灰原と汀紗の方じゃねーのか?現に汀紗は探偵でもねーのに、招待状が家に届けられたんだぜ?」
私を見上げてきたコナン君。
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作者名:MN | 作成日時:2024年2月23日 21時