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握られてきたお寿司をパクパクと何個か食べていると、店の引き戸が開き3人のお客さんが入って来た。店主が「いらっしゃい! 星野さん 3人お揃いで」と言っていたので常連らしい。
(.....つーか、待て。説明文に名前付きで出てくるって事は嫌な予感がするな...早く食べて退散しよう。なにより秀一という存在を早く退散させないとッ!!)
内心これが一番やっちゃいけないフラグだと思いながらも、お寿司が美味しかったのでお寿司食べた←
数分後〜。
『はぁ、!お腹いっぱい。ご馳走様でした』
赤井「満足出来たみたいだな。会計済ませるから先に行っててくれ」
『うん!ありがと赤井さん!』
お値段を私に見せないで先に行かせるあたりよ。。紳士にも程がある、、好きになっちゃってるよ!
席を立ち、出入り口の引き戸に手を掛けようとした時__
ガラー!!
引き戸が突然開いて「おっ」と小さく声が漏れた。
松田「え?」
『え??』
松田/萩原「「え?」」
『.....。』
赤井「汀紗。会計済ましたから行く......ん?知り合いか」
松田/萩原「「え?誰??」」
赤井「?」
最初の説明文ぶった斬るフラグ回収すんなよッッッッ!!!!!!!
──────────────────────────
とりあえず店の前で屯ってるのは迷惑だったので、一旦外に出ました。やっぱ
いやそんな事はどうでもよくて!!!
『えっっと...』
松田/萩原「「.....。」」
赤井「.....。」
『どこから説明すれば...』
「「「最初から」」」
『ハイ!分かりました!!!』
松&萩には赤井さんという人物を、あとどういう経緯で知り合ったのかを組織の事ははしょいで、赤井さんにも松田と萩原を同じ様に説明した。
『.....ってな感じです。』
松田「へぇ〜。...ンじゃ、改めて警視庁刑事部捜査一課強行犯三係の松田陣平だ」
萩原「俺は警視庁警備部機動隊隊員の爆発物処理班に所属している萩原研二でーす。よろしくねFBIのお兄さん!」
赤井「FBI捜査官の赤井秀一だ。」
改めて互いに自己紹介をして握手をした3人。
ヤッべ。尊いとかそういう次元の問題じゃなくて接点が皆無の“この3人”がこんな所で会うという事実に冷や汗が止まりません...。
松田「で?わざわざFBIが日本に何しに?」
赤井「観光だ」
萩原「いやいや観光で汀紗ちゃんの正体知ってて、汀紗ちゃんと一緒にご飯食べてるのは可笑しいって」
赤井「鋭いな。」
「「『誰でも分かるだろ。』」」
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作者名:MN | 作成日時:2024年2月23日 21時