【名探偵コナン】全キャラクターが持つ能力を全て扱える様になったから無双する５ (ページ2)

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運転席には寺井ちゃんさんがいて、白鳥警部はスコーピオンを後部座席に乗せて手首にワッパ掛けた。

キッド「あとは、コイツを警視庁に送り届ければ...」

変装を解き、後部座席の真ん中に乗ったキッドの隣に私も乗る。車は発進し、私はポケットから医療キットを出して右目に巻いていた包帯を外し自分で応急処置を始める。

『よし、今度こそちゃんと応急処置しないと右目と永遠にさよならバイバイだ』

キッド「何こんな時まで巫山戯てんだよッ！！！」

『あ、ちゃんと終わってから悲壮感に浸ってますね。偉いぞ〜』

ﾊﾟｼｯ！

キッド「うるせぇッ！！オレが心配してないとでも思っているのか！！？」

キッドが私の腕を物凄い力で掴んできて、ずいっと顔を近付けてきた。うわっ顔良。やっぱイケメンは歪んだ表情しててもイケメンだよ。だから...

『だから、快斗...そんな泣きそうな顔しないで？』

快斗「ッだって...もし、このまま汀紗の右目が本当に...」

『本人がいっちゃん分かってるからさっさと応急処置すんの手伝え』

快斗「っ、.....うん...。」

快斗はガーゼを取り出し、消毒液で濡らして私の右瞼部分にゆっくり当ててきた。その間に私はテープを出してガーゼに貼る。

その間、思う事を半分快斗に愚痴る

『なんで私に協力要請出すやつはこう豆腐メンタルなんだよ。平和の為に怪我は付き物でしょうが、』

快斗「そうだけど違ぇよ...。」

『何が違うんだよ。』

ガーゼを貼り終わり、次は右目元に新しい包帯をぐるぐる巻く...そうしてる間に目流しで快斗を見ていると、快斗はおもむろに下を向いた。

快斗「みんな...」

『ん？』

快斗「皆、お前が大切だから怪我したらこうなるんだよ」

『それは協力要請出してくるヤツらが満場一致で言うセリフですね。だからもう不満溜まってるから吐かせて、私はこの程度の怪我じゃ傷跡ひとつ残らない。

自分の命や大切な人の命を救ってくれたからこそ、私を守りたいのであれば、私と同じくらいアンタら推しを守りたいと思える程の力を...気持ちを持ちなさい。』

快斗「!」

『アンタ達は私の事を命を懸けて守りたいってよく言うけど、私みたいなオタクは命を懸けて守りたいとかの限度超えてっから。

もう、アンタら推しが私の命だから、アンタ達が生き続ける限り私は死なないんだよ。推しと酸素は一緒って私よく言ってんでしょうが』

快斗「.....ハッ、なんだよ。その馬鹿みたいな不満は...」

快斗は少し溜め込んで力が抜けた様にヘラりと笑った。車は警察庁と警察病院の方へと向って行くー。