検索窓
今日:521 hit、昨日:888 hit、合計:87,852 hit

158 ページ9

 


松田「恐らくだが、さっきエレベーターが止まったショックでスイッチが可動した。少しでも揺れたら起爆しちまう起爆装置のスイッチがな...

だから高木やレスキュー隊なんかが天井に登ったりロープで降りたりなんかすりゃあ、揺れた時にはドカンと来た」


(まぁ、例外はいるがな...)と汀紗を思い浮かべた松田。


高木《だったら、上のエレベーター口からロープを下ろしてもらって僕たちが登って逃げるしか...》

コナン《なんかそれもダメみたいだよ。

爆弾の傍に盗聴器が仕掛けられてる。だから、きっと爆弾犯はどこかでこっそり聞いてて...ボク達がここを離れて声が聞こえなくなったらスイッチを入れて爆発させる気なんだよ》

高木《じゃあ、どのみち八方塞がりってわけか》


肩を落とした様な高木刑事に、松田は言葉を掛ける。


松田「簡単に諦めてんじゃねぇよ。今、お前の元にはボウズがいるじゃねぇか」


高木《へ?》


コナン《うん、手は一つ残ってるよ!ボクがこの爆弾を解体するんだよ。上から爆弾処理の道具を下ろしてもらってね


...だから、手伝って。松田刑事、萩原刑事》


松田「.....。嗚呼、任せろ」


声のトーンが下がったコナンの言葉を聞き入れた松田は携帯を横にいる佐藤刑事に返し、丁度到着した爆発物処理班の方へ向かった。

隊員の中で萩原を見付けた松田は駆け寄る。


松田「遅せぇよ。何してた」

萩原「他の爆弾処理でバタついてた。悪い」

松田「ん、現状...やる事は分かってるな?」

萩原「嗚呼。」


萩原は部下の隊員に的確に指示を出し始めた。


松田「.....」


松田は東都タワーを見上げ、3年前の今日を思い浮かべる






松田(...不安が消えねぇ。でも...俺らでもできるよな?汀紗)





 

159【大切な奴とあの世での約束】→←157



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (31 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
96人がお気に入り
設定タグ:名探偵コナン , トリップ , 原作沿い   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:MN | 作成日時:2024年2月21日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。