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_____キーン、コーン、、カーン、、。
『ん...』
テスト終了のチャイムが鳴り、起きてテストを提出した。休み時間になった所で身を捩って蘭が聞いてきた。
蘭「どうだった?今の数学??汀紗は始まって早々10分で眠りの体制に入ってたけど(汗)」
『簡単だったから。』
園子「私はイケてねぇ〜...って感じよ。天才な汀紗はともかく、蘭と違って私には強力な助っ人なんて居ないしね」
蘭「助っ人?」
『あら〜』ニヤニヤ
園子「とぼけても無駄よ!試験中空いた新一君の席、困った顔でチラチラ見てたじゃない!」
『うんうん!きっと「助けて新一...!この微分積分がどうしても理解出来ないの...!」ってなァ〜。』
蘭「違うわよ!新一の席を見てたのは...」
「『見てたのは?』」
蘭「っあ...、だから...それは.......そのッ....///」
あらお顔真っ赤にしちゃってまぁ〜^^
『ダメよ蘭ちゃんっ! 試験中に赤なんて不吉っ!!』
蘭「っあ...アッ!!!赤っていえば、朝からパトカーのサイレンよく聞こえるね!」
園子「ああ、そうね。」
場の空気を変えるかのように、席を立ち窓の外を眺めた蘭
蘭「何かあったのかな?」
『さぁーな...』
外を見るとパトカーと共にサイレンの音が鳴り響いていた。その後、再び別の科目テストが始まり中盤までのしかかった時...
学校の上からバラバラとプロペラ音が聞こえてきた。
園子「ちょっと、何?何?今度はTV局のヘリよ!?」
蘭「やっぱり何かあったのかな?」
先生「コラ!テスト中は静かに!!」
注意する先生の頬には汗が溜まっていた。耳につけているイヤフォンで、中継を聞いてるな?
それはそれで確か、爆破予告の3時間まであと20分辺りか...5つの爆弾と盗聴器を探す出すには今しかないな。
『先生。』
先生「ん? 質問かい?」
『あ、いえ...少し気分が優れなくて、保健室に行ってもいいですか?テストはもう終わってるので回収して結構です。』
先生「そうか?なら、回収させてもらうよ。保健室には一人で行けるか??」
『問題無いです。』
私は先生から保健室に行く許可を貰い、教室を出て扉を閉めたと同時に走って階段を下りる。
最初に向かった場所は体育倉庫。
(奥の方にドラム缶はあるって言われてたけど、下手に開ける訳には行かないな。盗聴器が何処にあるのか把握出来てないし...)
音を立てないように体育倉庫の扉を開け、中に入ると見慣れないドラム缶が5つ置かれていた。あとはコレを撮って研二に送って、盗聴器を探し出せば私の任務は完了!!
...「あの世でね」名言聞けないの心残り過ぎる。
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作者名:MN | 作成日時:2024年2月21日 19時