検索窓
今日:460 hit、昨日:888 hit、合計:87,791 hit

200 ページ50

 


「“執拗に右目を狙うのも惨殺された先祖の無念を晴らすためだろう?”」


スコーピオン「い...乾...っ!」


そして彼女の前に、ゆっくりとコナンは姿を現す。



コナン「ボク1人だよ───。」



スコーピオン「何!?」



コナン「これ、蝶ネクタイ型変声機っていってね、いろいろな人の声が出せるんだ」


スコーピオン「お、お前一体…!?」






コナン「江戸川コナン、探偵さ───。」







スコーピオン「探偵...?」


コナン「寒川さんを殺害したのはあんたの正体がばれそうになったからだ。寒川さんは人の部屋を訪問してはビデオカメラで撮っていたからね。

とっさのことで裏返すのを忘れた写真。それは恋人なんかじゃなく...グリゴリー・ラスプーチンの写真だった。グリゴリーの英語の頭文字は“G”だが、ロシア語では“Г”だ」

コナンはロシア語も含め推理を披露する。

コナン「だから喜一さんの部屋にあったゲー・ラスプーチンのサインを見てもすぐには繋がらなかった。寒川さんにラスプーチンの写真をビデオに撮られたと思ったあんたは彼を殺害しに行った。


そうだろ?青蘭さん。


...いや、スコーピオン───。」



スコーピオン「...よく分かったね、ボウヤ」

コナン「乾さんを殺したのはその銃にサイレンサーを付けているところでも見られたってとこかな?」

スコーピオン「おやおや。まるであの女子高生と同じ様に見ていたようじゃないか」


コナン「...やっぱり、汀紗にも撃ち込んだんだな」


スコーピオン「あぁ。どうやら仕留めそこねたようだけどあの状態じゃ右目失明は確実だろうね」

コナン「.....。おっちゃんを狙ったのはラスプーチンの悪口を言ったからだろ?」

それが末裔であるスコーピオンの癇に障ったのだろう。



コナン「そして...蘭と汀紗の命までも狙った」



ガチャー


スコーピオン「おしゃべりはそのぐらいにしな。可哀想だけどあんたにも死んでもらうよ」


スコーピオンはコナンへ銃口を向けた。


コナン「...その銃、ワルサーPPK/Sだね。マガジンに込められる弾の数は8発。乾さんとおっちゃん、汀紗と蘭に1発ずつ。今ここで4発撃ったから、弾はもう残ってないよ」


スコーピオン「...いいこと教えてあげよう。あらかじめ銃に弾を装填した状態で8発入りのマガジンをセットすると9発になるのよ」



ゴ ォ ォ ォ ォ オ ッ . . . !



炎は勢いを増し始め、城の崩壊が始まった。







コナン「じゃあ撃てよ。本当に弾が残ってんのならな」








スコーピオンは右目にレーザーサイトを当てて構える。
 

この小説の続きへ→←199



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (30 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
96人がお気に入り
設定タグ:名探偵コナン , トリップ , 原作沿い   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:MN | 作成日時:2024年2月21日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。