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西野さんの部屋に行くと目暮警部達がいた。
高木「ありました!西野さんのベッドの下に!」
高木刑事の声が聞こえたので、覗き込むと高木刑事の手には例の指輪が通されたペンダントがあった。
西野「そんなバカな!」
目暮「決定的な証拠が出たようですな」
西野「待ってください!警部さん!私じゃありません!」
毛利「あんたが犯人じゃないならどうして指輪があったんだ!」
西野「分かりません!私にも...っ!」
そんなやり取りの間を抜けて、コナン君は西野さんの部屋のベッドまで行くと枕を見て手に触れた。
ジャラ...
コナン(...!この感触...。)
おっ気づいた様ですね。
毛利「あ、あいつまた!」
そのコナン君に気付いて、おじさんが拳を握って近寄ってゲンコツを振り下ろしたが、サラッと躱したコナン君はすぐに西野さんを振り返る。
コナン「ねぇ!西野さんって羽毛アレルギーなんじゃない?」
西野「え、そうだけど...」
コナン「じゃあ、西野さんは犯人じゃないよ!」
毛利/目暮/高木「「「えぇ!?」」」
白鳥「...。」
コナン「!」
白鳥「いいから、続けて」
コナン「え...うん」
白鳩警部の目線にコナン君は気付き、白鳥警部を見上げたが言葉通り戸惑いながらも続ける。
コナン「だってほら、寒川さんの部屋羽毛だらけだったじゃない?犯人は羽毛枕まで切り裂いてたし、羽毛アレルギーの人があんなことするはずないよ」
『お〜!! 確かに!それならアレルギーかどうかは雇い主の園子パッパが知ってるんじゃないですか?』
目暮「そうだね。では一度ホールに戻って、鈴木会長に聞いてみましょう」
毛利「...というか汀紗君!!コナン見ててくれんじゃなかったのかよ!!!」
『あ、ゴメンなしゃいw コナン君が言うこと全然聞かない破天荒でして!』
コナン「オイ。」
とりま、ホールに戻りましょう!
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史郎「はい。それは私が証人になります」
園子パッパはアレルギーについて断言した。
史郎「彼は少しでも羽毛があるとくしゃみが止まらなくなるんです」
コナン「だから西野さんの枕は羽毛じゃないんだね」
園子「そっか!西野さんが蘭の部屋から逃げるように出て行ったのは、鳩がいたからなんだ!」
思い出したように園子が声を上げて証言してくれた。
目暮「となると犯人は一体___」
コナン「警部さん。スコーピオンって知ってる?」
目暮「スコーピオン?」
コナン「さっき、汀紗姉ちゃんが思い出したんだって!」
『ァ!!?』
.....このクソガキめ。覚えてろよ^^
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作者名:MN | 作成日時:2024年2月21日 19時