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コナン「ん...?」
『どった』
コナン「見て。こんなところに鏡が」
コナン君はエッグの下方を上げて見せる。そこには丸い小さな鏡が埋め込まれていた、その鏡に人差し指を付けるコナン君。
__カチャ... ポロッ、
コナン「え?あっ!やべ!取れちゃった!」
と思ったら鏡取れた()
毛利「何やっとるんだお前!!!」
コナン「か、鏡が取れちゃったみたいで...(汗)」
毛利「何ィッ!?」
蘭「コ、コナン君っ...」
蒼白した毛利親子に「ああ、大丈夫」と園子が促す。
園子「あの鏡、簡単に外れるようになってんの。どうやら後からはめ込んだみたいなのよね」
毛利/蘭「「なんだ...」」ホッ_
『えぇ〜。大事なお宝だって言うのに随分とマネをしたねー。』
コナン「!」
私の発言に対してコナン君は何かに気付いたのか、拾い上げた鏡をじっと見始める。そして鏡を自身の掌に反射させるようにかざす、そこには微かに建物の様な構造が...
コナン君はすぐに部屋の控えていた西野さんに振り返る。
コナン「西野さん!明かりを消して!」
西野「えっあ、嗚呼。」
戸惑いながらも西野さんは部屋の明かりを消した。
暗くなった部屋の中、コナン君は腕時計に付いているライトを点けて、鏡にその光を当てて壁に反射させる。...反射して浮かび上がってきたのは、城のような建物の絵。
(スゲーな。直で見ると迫力が違う)
セルゲイ「ど、どうして絵が...」
乾「魔境だよ」
青蘭「聞いたことがあるわ。鏡を神体化する日本と中国にあったと」
乾「そう鏡に特殊な細工がしてあってな。日本では隠れキリシタンが鏡に映し出された十字架を密かに祈っていたと言われている」
夏美「沢部さん。このお城...」
沢部「はい。“横須賀”のお城に間違いありません」
蘭「え、横須賀のお城ってあのCM撮影とかによく使われる?」
夏美「はい。元々曽祖父が建てたもので、祖母がずっと管理してたんです」
パチッ、
夏美さんが説明している途中でコナン君はライトを消し、すぐに西野さんが部屋の明かりを点けた。
園子「じゃあ、あれは香坂家のお城だったんだ」
毛利「夏美さん。2つのエッグは、貴女のひいおじいさんが作ったものじゃないでしょうか?」
「「「!」」」
おっ、そんなこと言うからエッグ狙ってる人達が興味湧いちゃってるよおじさん。
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作者名:MN | 作成日時:2024年2月21日 19時