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史郎「う〜ん...ただ、51個目を作る頃はロシアも財政難に陥っていたようだがね」
服部「引っ掛かる言うたら、キッドの予告状...“光る天の楼閣”なんで大阪城が光るんや」
和葉「アホ!大阪城を立てた太閤さんは大阪の礎築いて発展させはった大阪の光みたいなもんやん」
茶木「そのとおり!」
服部と和葉のやり取りに、茶木警視が割って入ってきた。他にも部屋に入り込んできたのはお馴染み中森警部。
中森「キッドが現れるのは大阪城の天守閣。それは間違いない!」
茶木「だが、“秒針のない時計が12番目の文字を刻む時”この意味がどうしても分からんのだ...。」
和葉「それって“あいうえお”の12番目の文字とちゃうん」
和葉の言葉にその場にいた者達が息を呑む。
蘭「“あいうえお”の12番目って...」
園子「“し”?じゃあ、4時ってこと?」
蘭と園子が指を折って12番目の文字を数える。
中森「いや、キッドの暗号にしては単純すぎる」
中森警部にすぐに一蹴されてしまった。良いよ〜!良いよ〜!皆知恵を搾って〜!!頑張って解読〜!!
...と思った時、おじさんが声を上げた。
毛利「...ふふ、分かりましたよ、警視!“あいうえお”ではなくアルファベットで数えるんです。アルファベットの12番目は“L”!つまり...」
茶木「3時か...!」
史郎「さすが名探偵!お見事ですな!」
毛利「だーはっはっはっはっ!!!」
園子パッパからの煽てにおじさんは高笑いする。
茶木「間違いない。午前3時ならまだ夜明け前で“暁の乙女へ”にも合致する!」
茶木警視と中森警部は頷き、急いで部屋を出て行った。そんな中...コナン君はおじさんの推理に納得がいっていないのか浮かない顔をしていた。
『納得いかない?』
コナン「嗚呼...キッドにしちゃ単純過ぎる気が、ていうかお前 今回もソッチ側とか言うんじゃねェだろうな...?」
『フッ、分かってるくせに、聞いてくるなんて野暮だぜ。
“名探偵”...♡』
コナン「..........。」
『...スミマセン』
キッドの声で挑発したら眼光で怒られました。
そして、美術館の窓の外には大阪に着いた時に飼い離した白鳩さんが脚に録音機を着けながら此方をじっと眺めていた。
...え?てか、待って?そういう事じゃん??飼い離した白鳩さんがキッドの元に飛んで行って録音機を付けられたのなら、スコーピオンによって怪我させられちゃうの白鳩さんじゃん...!?
嘘おぉぉ〜...ゴメン白鳩さん、、、。
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作者名:MN | 作成日時:2024年2月21日 19時