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コナン「でもどうしてここに?」
服部「向こうのベンチで仮眠とってたら、警官に叩き起こされて事情を聞かれてのォ」
視線で向こうのベンチを示した服部。
コナン(容疑者扱いかよ...)
それにコナン君が、呆れたように肩を竦めた時...服部がコナン君の前で膝を屈めて、コナンの顎下を手で包み、じっと顔を見詰めてきたー。
コナン「なんだよ?」
服部「いや、なんでもない」
ポンっと肩に手を置かれ、「はぁ?」とコナン君は服部を訝しんだ。
「毛利探偵?」
その時、規制線の向こうから、刑事が一人こちらに歩み寄ってきた。
「あんた、毛利小五郎だよな」
毛利「ええっと、あなたはどちら様で.....?」
覚えがないようで、苦笑いをしながら頭を搔くおじさんに「忘れちまったのか?」と眉を寄せた刑事さん。
コナン「北海道警察の西村警部だよ。北斗星の事件のとき、会ってるじゃない」
助け舟を出してくれたコナン君の声に、「ああ!」と思い出した様に目を見開いたおじさん。
毛利「私の華麗な推理を車内で披露しましたなぁ。ご無沙決しておりますう〜!(覚えてなかったけどw)」
西村警部と握手を交わすおじさん。なんか心の声が...((
蘭「あの、何か事件ですか?」
西村「嬢ちゃんもボウズと来てたのか」
蘭とコナン君を見た西村警部は、規制線の先にあるブルーシートで隠された路地を振り返った。
西村「そこで男の遺体が見つかったんだが、妙なところがあってな。あの事件を解決した名探偵よ、ちょっと見てくんねーか?」
毛利「お任せください!」
西村警部の頼みに、頷いたおじさんは横の蘭達を見やる。
毛利「お前たちは危ないからついてくるな!」
蘭「う、うん。...どうしよっか?」
和葉「ならアタシらは観光せんと?」
蘭「あ、いいね!」
和葉と私に向き合ってきた蘭に、そう答えた和葉。
コナン(あぁ...あの事件、おっちゃんが解いたことにしたんだっけ。解決したの父さんだったけど、)
傍でコナン君は、目を逸らしながら汗を流していた。
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工藤邸───。
優作「──ハクシュンッ!!」
書斎でパソコンに向かっていた優作は、くしゃみをした。
有希子「あら風邪?」
優作「いや、誰かが噂でもしているのかな」
有希子「うーん...熱は無いわね。」
紅茶を運んできた有希子は、鼻を擦る優作の額に自分の手を当てて、自分の額にも手を当てて体温を確かめる。
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MN(プロフ) - メイデーアさん» コメントありがとうございます。生きてましたね〜。今のところ例の方とは少し絡ませようか検討中の段階です!! (4月16日 16時) (レス) id: a9073d184b (このIDを非表示/違反報告)
メイデーア - 書き忘れてましたけど、一応ネタバレはピーーー表記にしておきます! (4月16日 15時) (レス) @page50 id: 8fc649d94d (このIDを非表示/違反報告)
メイデーア - 映画おもろいですね!まさかあの人とあの人が、ピーーーだったとは!しかもあれっすね、生きてましたね、ピーーーさん!!頑張ってください!平次かわいそう (4月16日 15時) (レス) @page19 id: 8fc649d94d (このIDを非表示/違反報告)
roofermiho1002(プロフ) - 土方さん!!函館〜! (4月15日 20時) (レス) @page37 id: aaf368f7e9 (このIDを非表示/違反報告)
roofermiho1002(プロフ) - 映画もだけど、本の方も凄いですよね。自分は映画は本で読んでいます。 (4月13日 21時) (レス) @page36 id: aaf368f7e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:MN | 作成日時:2024年3月19日 13時