【名探偵コナン】全キャラクターが持つ能力を全て扱える様になったから無双する ３９

1904【新たな不安...。】 ページ5

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深夜2時を回った頃ー、、。



キッドが来ないと聞いた蘭達は家路へと辿り、キッド捜索の為に展示室から消えた機動隊員たちの目を盗んで暗い展示室の中、静かに足を忍ばせてやって来た梓。



梓「...」



梓は辺りを見渡しながら、スマホを取り出し...カメラアプリを開いてケースに突き刺さっているキッドカードにレンズを納める。




風見「ダメですよ！」




梓「!?」



シャッターを押そうとしていた梓の指を止めた風見。



風見「それは重要な証拠品、勝手に触られては困ります」



梓「あ、キ、キッドのカードを写真に撮って待受にしたいだけなんですけど...！」

風見「ダメです」

梓「この写真があるとラッキーが舞い込んで来そうなんです！ダメですかぁ？」


目を輝かせて懇願する梓に、風見は肩を落として促す。


風見「そんな可愛い顔でお願いしてもダメなものはダメ！お引取りを、」

梓「.....はぁい...。」


落ち込み気味に展示室から出て行く梓。

その背中を風見は見送り、完全に展示室から梓が出ていった所で、天井から静かに飛び降りて来たフードを被った男


「よく耐えたなぁ、手強いぜ？あの子のあざとさは」


風見「.....フッ、」


歩み寄ってくる男を横目に、風見は微かに笑みを浮かべてケースの前まで歩み寄り、ケースの蓋が開いている部分から少し下に手を掛けて持ち上げようとする__




「止めときな...」




風見「！」




その時、休憩場所であるベンチの方から声がした。



コナン「そいつを今開けると、天井に押し潰されちまうぜ？中森警部に仕掛けの電源を入れてもらったからね...」




「お前...、」



風見と男の視線の先にはベンチに腰かけているコナンの姿



安室「トリックはダブルリフトの応用。」



そして、反対のベンチにも同じく座っている安室の姿が...



安室「ケースのフタを開けているように見せて、実は本物のケースはその下に隠している。まず君はこの展示場に白い塗料を噴霧してケースを白くした後、室内が白くモヤってる中...ケースの上に偽物のケースを貼り付けたんだ！

更に塗料が噴霧されたら、その境目が分からなくなるようにピッタリとね。当然、後でコナン君が開けても何も無いわけさ...最初から何も入っていない偽のケースなんだから


.....そうですよね？」




ﾋﾞﾘｯー！！！




安室「怪盗キッドさんー！」




風見の変装を解いた白い衣装に身を包んだキッド。

 

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