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工藤邸にて──、、。
『はぁぁああぁぁぁあ〜〜〜〜〜っ、、』
FBIの案件を赤井さんと一緒に、工藤邸の別室でやってるんですけど...一向に終わんねぇ〜。目ェ痛い、、。
PC画面から視線を一旦逸らして、ブルーライトカットの眼鏡も顔から外してデスクの上に置いて、目頭の間を指で抓る。
『...休憩〜。珈琲飲みます?』
赤井「名案だな...」
赤井さんも疲れた様子で同意してくれた。
2人で薄暗い部屋を出て、階段を下ってリビングへと続く扉のノブを引いて開けると、優作さんと有希子さんが楽しそうにTVを見て、談笑しながら紅茶を嗜んでいた。
有希子「あら、秀ちゃん 汀紗ちゃんどうしたの? もしかして...お仕事の方終わったのかしら??なら一緒に紅茶飲みましょう!」
腰を下ろすソファからこちらに目を向けて、胸の前でパン!と手を合わせて誘ってくれた有希子さんに私も赤井さんも肩を窄める。
『ありがと有希子さん、でもまだで...』
赤井「コーヒーを淹れに、キッチンお借りします」
有希子「そうだったの?珍しく葛藤してるわね〜」
優作「赤井君も汀紗君も、無理は禁物だよ。決してコーヒー片手に作業を再開するなんて事はしないように、ちゃんと休憩を取るんだよ?」
優作さんの言葉にキッチンで私も赤井さんも、ビクついた
『や、やだなぁ優作さん。そんな廃人みたいなこと赤井さんと一緒にやりませんよ〜!』
赤井「他ではやるんだな。」
『文句があるなら私の手を止めてみろ。はははは!!!』
赤井「参ってるな」
お湯をポットに入れてカチッと火を通す。
湧くまで数分...暇なんで私も赤井さんも食事をとるテーブルの椅子に腰を下ろした。座ったと同時に私はテーブルに伏せる
『はぁ〜...』
深い溜息を出して、気を落胆させる。
「すまない汀紗」と頭の上から赤井さんの声が降ってきて、目をやると赤井さんの手が頭に乗ってきてなでなでされてる(現在進行形)
『...ふふっ、赤井さん好き〜』
赤井「フッ、俺もだ。」
そこで優作さんが「そういえば...」と発した。
優作「汀紗君、来週辺りから北海道に行くそうだね」
『あ、はい。服部の剣道の試合を見に、、』
優作さんの言葉に、伏せていた顔を上げて工藤夫婦の方を見やりながら、頭に乗っていた赤井さんの手を自分の手で取って両手でにぎにぎする。
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MN(プロフ) - メイデーアさん» コメントありがとうございます。生きてましたね〜。今のところ例の方とは少し絡ませようか検討中の段階です!! (4月16日 16時) (レス) id: a9073d184b (このIDを非表示/違反報告)
メイデーア - 書き忘れてましたけど、一応ネタバレはピーーー表記にしておきます! (4月16日 15時) (レス) @page50 id: 8fc649d94d (このIDを非表示/違反報告)
メイデーア - 映画おもろいですね!まさかあの人とあの人が、ピーーーだったとは!しかもあれっすね、生きてましたね、ピーーーさん!!頑張ってください!平次かわいそう (4月16日 15時) (レス) @page19 id: 8fc649d94d (このIDを非表示/違反報告)
roofermiho1002(プロフ) - 土方さん!!函館〜! (4月15日 20時) (レス) @page37 id: aaf368f7e9 (このIDを非表示/違反報告)
roofermiho1002(プロフ) - 映画もだけど、本の方も凄いですよね。自分は映画は本で読んでいます。 (4月13日 21時) (レス) @page36 id: aaf368f7e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:MN | 作成日時:2024年3月19日 13時