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灰原「けど、どうして窓際で赤い蝶ネクタイだったのかしら?」
窓際の一番奥の席で帽子を被っている哀ちゃんが訪ねる。
コナン「そりゃ、窓際なら店に入らなくても外から取引相手が来てるかどうか確認できるからだよ!目立つ格好をさせてるし」
灰原「来るのを確認したらどうするの?」
コナン「そうだな...オレならこのテーブルの下とかに、」
そう言いテーブルの底を手で探ったコナン君。
コナン「ん?テープ.....?ねぇ、梓姉ちゃん!この席に座ってたお客さんでテーブルの下からテープを付いてた何かを取り出してた人いなかった?
あと「どうしてもこの席に座りたいから、譲ってくれ」って言ってたお客さんとか...まぁ1年ぐらい前のお昼の12時頃の話だから、覚えてなくても仕方ないけど」
梓「うーん...テープがくっついたゲーム機ならその窓際の席の床に落ちてたから保管してるけど、取ってこよっか?」
コナン「うん!お願い!!」
「はーい」と言い、私の前に出来たカルボナーラを置いてカウンターの奥へと入って行った梓ちゃん。
佐藤「でも変ねぇ、暗号の送り主は取引相手の姿を確認したあとゲーム機の何かの機能で交信したんだろうけど...」
高木「その交信に使ったゲーム機を置き忘れるなんて、」
コナン「たとえ交信した内容を消去したとしても置き忘れるのは考えにくいよね?どこかに捨てるのならわかるけど」
高木「じゃあ相当慌てていて、思わず忘れてしまったとか?」
伊達「だったら取りに戻って来るだろうよ。」
高木「ですよねぇ...」
灰原「もしくは、結局その取引相手が姿を現さなかった為に時間が経って、ゲーム機が自然に剥がれ落ちた...とか?」
安室「.....。」
自分の考えを話す哀ちゃんを透はじっと見ていた。
そこから梓ちゃんが持って来てくれたゲーム機、ゲームマン7というやつらしい。まぁ1年前のやつだしバッテリーは余裕で切れてるけど、拾った時は何かのゲームがスリープ状態だったらしいと梓ちゃん情報...
高木「じゃあ、この窓から店内を覗いていた怪しい人とか覚えていませんか?」
梓「うーん...怪しい人なんかいたかなぁ?あ、にぎにぎボウヤならよく知ってるんですけど」
コナン「にぎにぎボウヤって?」
梓「日曜のお昼にお店の前に車が5分くらい停まって、そうしたら後部座席の男の子がこう...親指を折ったあとその親指を残りの4本で包んで広げて、それを何でも繰り返す様子が可愛くって__」
「『!?/ほぉ...、』」
コナン/灰原「「!!」」
梓ちゃんの言葉に、私と航とコナン君、哀ちゃんが目を見開く。
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MN(プロフ) - メイデーアさん» コメントありがとうございます。生きてましたね〜。今のところ例の方とは少し絡ませようか検討中の段階です!! (4月16日 16時) (レス) id: a9073d184b (このIDを非表示/違反報告)
メイデーア - 書き忘れてましたけど、一応ネタバレはピーーー表記にしておきます! (4月16日 15時) (レス) @page50 id: 8fc649d94d (このIDを非表示/違反報告)
メイデーア - 映画おもろいですね!まさかあの人とあの人が、ピーーーだったとは!しかもあれっすね、生きてましたね、ピーーーさん!!頑張ってください!平次かわいそう (4月16日 15時) (レス) @page19 id: 8fc649d94d (このIDを非表示/違反報告)
roofermiho1002(プロフ) - 土方さん!!函館〜! (4月15日 20時) (レス) @page37 id: aaf368f7e9 (このIDを非表示/違反報告)
roofermiho1002(プロフ) - 映画もだけど、本の方も凄いですよね。自分は映画は本で読んでいます。 (4月13日 21時) (レス) @page36 id: aaf368f7e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:MN | 作成日時:2024年3月19日 13時