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『はぁ〜...寒い!』
架け橋に到着した。
そこは某千と神隠しの元ネタにもなった所...橋の下には冷たそうな小川、橋の左右には聳え立つ宿や食事屋、該当や屋根には雪が積もっていて、東京とはかけ離れた景色に感激する。
アイリッシュ「確かに、昼間とは大違いだな」
キュラソー「宝石みたいに輝いているわ...。」
ピンガ「...」
ジーンと目の前の光景を眺めているアイリッシュとキュラソー、その傍でピンガは空を仰いだ。私は川の方を見ようと思い橋に手をかけて下を覗いた。
その時__
パシッ、
『え?』
突然両手をアイリッシュとキュラソーに掴まれた。というか拘束された。なになに??どういうこと???頭宇宙猫状態になっていると、また突然背後からピンガが私の耳に触れてきた。
『は?な、な__』
バチンッ!! ︎︎バチンッ!!
『ッ"!!』
ガッ!!
アイリッシュ「うおっちょっと待て!!」
『!..........痛い』
両耳に激痛が走り、能力を使って反射的に私を拘束していた2人を川に投げ飛ばそうとした時、アイリッシュの声が耳に入って何とかとどまった。
『何です...』
ピンガ「ピアス開けた」
手鏡を渡してきたピンガ。髪は緩く下で団子状に束ねていたので両耳がよく見える、ガラス素材で小さな雫型の形状をしていて色は綺麗な水色...。
『.....どういう風の吹き回しだよ』
ピンガ「俺だけじゃねーよ。コイツらからもだ」
『...? だからこそ3人ともどういう風の吹き回し??』
ピンガ「っ、あぁ!なんでこういう時に限って察し悪ィんだよテメェ」
悪かったな。
ピンガといがみ合っているとアイリッシュが口出しした。
アイリッシュ「宝物」
『え?』
アイリッシュ「他にもあるだろ、」
宝物...って、
『...そういう意味でくれるの?3人から...??』
キュラソー「えぇ。最初にピアスと決めたのはアイリッシュ、色は私が選んで、最後にピンガが付ける...どうかしら?」
『...フッ、宝物で傷を開けたのはアンタらが初めて』
白いワンピース、桜の簪、ネックレス、天使の指輪、、そして雫のピアスか、いっぱい増えたなぁ。
大事な宝物...
ピンガ「おい、素直に礼のひとつも言えねーのかよ。」
『...フッ、その言葉そのまま返す。だから言わせて、ありがとうアイリッシュ!キュラソー!ピンガ!』
ピアスに触れ、3人に向けて微笑んだ。
『これ、大切にするね────!』
それに3人は夫々の相槌で言葉を返してくれた。
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MN(プロフ) - メイデーアさん» コメントありがとうございます。生きてましたね〜。今のところ例の方とは少し絡ませようか検討中の段階です!! (4月16日 16時) (レス) id: a9073d184b (このIDを非表示/違反報告)
メイデーア - 書き忘れてましたけど、一応ネタバレはピーーー表記にしておきます! (4月16日 15時) (レス) @page50 id: 8fc649d94d (このIDを非表示/違反報告)
メイデーア - 映画おもろいですね!まさかあの人とあの人が、ピーーーだったとは!しかもあれっすね、生きてましたね、ピーーーさん!!頑張ってください!平次かわいそう (4月16日 15時) (レス) @page19 id: 8fc649d94d (このIDを非表示/違反報告)
roofermiho1002(プロフ) - 土方さん!!函館〜! (4月15日 20時) (レス) @page37 id: aaf368f7e9 (このIDを非表示/違反報告)
roofermiho1002(プロフ) - 映画もだけど、本の方も凄いですよね。自分は映画は本で読んでいます。 (4月13日 21時) (レス) @page36 id: aaf368f7e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:MN | 作成日時:2024年3月19日 13時