検索窓
今日:101 hit、昨日:154 hit、合計:13,308 hit

1646 ページ47

 


スクリーンショットに映る男は例の“連続爆弾犯”だった。


風見「先月、君達が逮捕した連続爆弾犯が何者かの手引きにより脱走した。フルヤはこの男を追跡中...何者かに襲われ首輪型の爆弾をつけられた」


高木「それで逃走した男は?」


風見「フルヤがつけられたものと同型の爆弾が爆発し、死亡した」


佐藤「そんな...!」


風見「一連の動きは何者かによる罠だと我々は考えている。フルヤを誘い出すための」


そう言い風見はパソコンを操作し、そしてスクリーン画面には例の爆破した爆発物と首輪型の爆弾が映し出された。


風見「分析の結果、首輪爆弾には二液混合式の特殊爆薬が使われていると分かった。同種の爆弾は3年前の事件にも使用されている」


目暮「フム...で、いったい何者なんだ?君らは突き止めているんだろう」


風見「正体不明の殺し屋だ。国籍...性別...年齢...すべて不明、世界中で活動しているが活動拠点はロシアで“Пламя”と呼ばれ恐れられている」


風見の説明が終わるとコナンが「ねぇ」と机の間からひょこっと顔を出した。



コナン「“Пламя”ってロシア語で“炎”って意味だよね?その人の使う爆薬って、爆弾するとどんな感じになるの?」



風見「その少年もここに連れて来たんですか...」

佐藤「怪しげな爆弾を2度も見た目撃者ですから、連れてきた方が早いかと思いまして」


風見「.....。」


佐藤刑事の言葉に風見は、チラリと汀紗の方を一瞥するがそれに汀紗はニヤリと笑みを浮かべて、口元の前で人差し指を立てるだけだった。


コナン「...。それで、爆弾はどんな感じなの?」


一瞬、風見の目線の先を見やり再び風見に訪ねたコナン。


風見「...燃焼力、爆発力共に非常に強い。液体が混じり合った瞬間爆発し一気に燃え広がる」

コナン「それってボクらが見た外国の人の時とよく似てるよ!」


佐藤「あの警視庁前で殺害された?」


目暮「だが何故わざわざ警視庁の前で?」

佐藤「そういえば、被害者がなぜ警視庁を訪ねてきたのかも不明なままね。」



コナン「ヒントはこの名刺じゃない?」



首を傾げた佐藤刑事を前に、スクリーン画面には外国人が持っていた焦げたバッグと、端が焦げた松田の名刺が映し出されていた。


佐藤「松田君?」


コナン「あの外国の人、松田刑事に会いに来たんじゃない?リスクを冒してでも松田刑事の協力が必要だった」


目暮「それはつまり...」

佐藤「あの被害者と今回千葉くんを拉致した犯人達は...」

高木「何らかの繋がりがある...!」


そこでスクリーンに鎮火された渋谷の雑居ビルの写真が映った。
 

1647→←1645



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (10 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
23人がお気に入り
設定タグ:名探偵コナン , トリップ , 原作沿い   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

sz , - キールにも正体明かしていい気がする .. (3月16日 1時) (レス) id: 85bce2a159 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:MN | 作成日時:2024年3月16日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。