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横では子供達が窓に張り付いて、ハロウィンの装飾で彩られた渋谷の街を一望していた。
歩美「わぁ〜!スゴーイ!!」
光彦「前来た時は天気が悪くてよく見えませんでしたからね!」
元太「あ、あそこ!うまそうなもの売ってる店が見える!」
歩美「え?どこどこ??」
騒ぐ子供達を見た蘭は、村中達に頭を下げた。
蘭「騒がしくってすみません」
クリスティーヌ「賑やかでいいですよ」
村中「それより毛利探偵の具合は?」
蘭「意識も戻って、今朝この近くの病院に転院しました。痛み止めが切れて子供みたいに大騒ぎしていますけど...」
村中/クリスティーヌ「「おぉ。/あら、」」
『麻酔効かないってよ...』
コナン「...。」
灰原「ふふっ」
────バラバラバラッ!!
「「「ん?」」」
その時、外からヘリコプターのロータ音が聞こえてきた。
歩美「あ!みてみてヘリコプター近い!」
村中「ここヒカリエの屋上には、ヘリポートもあるんです。披露宴が終わった後にはヘリで東京上空を周回する予定なんですよ」
歩美「ステキ〜!」
光彦「ロマンチックですねー!」
その時クリスティーヌのスマホが鳴った、
クリスティーヌ「ちょっとごめんなさい」
クリスティーヌはソファを離れ、少し離れた所で電話を始めた。
クリスティーヌ「はい。どうしたの?
えぇ。..........え?」
少し不穏そうな声色に変わり、一同は注目する
クリスティーヌ「あの、この後打ち合わせがあって.....もしもし?もしもし?」
村中「どうしたんだい?」
村中がそう問掛けるとクリスティーヌは困り顔で振り返った。
クリスティーヌ「友達がどうしても渡したい物があるんだけれど、渋谷にいるから来て欲しいって...」
村中「それは困るな、この後司会をする方と打ち合わせなのに...」
クリスティーヌ「そう言ったんだけど...」
すると、
光彦「僕達が行ってきましょうか?」
歩美「この近くなんだよね?」
村中「いやしかし、」
元太「任せてくれ!」ドン!
元太は胸を手で叩き、決めポーズをきめる。
光彦「子供だからと侮るなかれ!」
歩美「依頼があれば何でも引き受けます!」
元太「オレたち最強小学一年生!」
「「「少年探偵団、参上!!」」」ビシッ!!
コナン(いつの間に最強になったんだよ...)
と心の中で突っ込むコナンを隣にクリスティーヌは申し訳なさそうに、了承した。
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sz , - キールにも正体明かしていい気がする .. (3月16日 1時) (レス) id: 85bce2a159 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:MN | 作成日時:2024年3月16日 0時