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ドォンッ─────────!






降谷「!?」


そのとき別の方向から銃声が聞こえ、目を見開いた。

目の前のペストマスクの人物は銃を持つ右手が震えていて掌からガシャン...!と落とした。その右腕からはじわりと血が滲み出ていた


降谷「....、.....ぁ!」


降谷は首を向けると、




諸伏「はぁ....! はぁ....、ゼロ、無事か!?」




銃を構えた諸伏が立っていた。



降谷「ヒっ、ヒロ...」



「.....。」タッ



ペストマスクの人物は諸伏を見てから、右肩を押さえながら屋上の縁に向かって飛び込んだ。


ドンッ!!


諸伏「っクソ!」


諸伏が発泡したが弾は当たる事無く、その後を諸伏は追いかけようとしたが、降谷が声をかける。


降谷「まて、ヒロ! 奴は手負いだ...! あとは応援に任せよう...」


諸伏「...っ、」


諸伏は歯噛みをしながら倒れている降谷に駆け寄る。


諸伏「大丈夫か、ゼロ?」


降谷「あぁ、助かったよ、ヒロ、、」


屋上の床にはペストマスクの血が点々とあとを残していた



──────────────────────────



─────パチンッ、!



タイマーは残り5分を切っている。


松田「少しでも揺すったり傾けたりすると、液体が漏れだしてドカンだ。」

伊達「タイマーの方は?」


伊達は2人の代わりにミニライトを持って問い掛ける、萩原は目の前にある色取りのコードを持ち上げた。


萩原「攻めるとしたらそっちなんだけどさ、トラップだらけ、ちょお〜時間掛かる。コード切る順番一個でも間違えたらドカーン...だね」

伊達「っ...。」


その時非常階段に繋がる扉から現れた降谷と諸伏、


降谷「ごめん、取り逃してしまったよ」


伊達「うお!大丈夫かゼロ!?」


降谷「心配ない。状況は?」


松田「こっちもあんまりよくねぇな」


松田と萩原は手を止めずに答えた。


萩原「ここは俺たちに任せて周辺の人達を避難させて」


諸伏「で、でも...!」


萩原「いいから行って。あと3分...ガス漏れとか適当な理由つけてこのビルの周りから避難させろ、急げ!」


降谷「.....わかった。行くぞ、ヒロ」


諸伏も小さく頷き、松田は伊達の持っているミニライトを取った。


松田「班長もだ」


伊達「チッ、...わかったよ。」


2人が爆弾の方に再び目を向けた時、諸伏が声を上げた。





諸伏「松田、萩原、下で待ってるから───。」





松田「.....フッ、」


萩原「約束ができるとは言いきれないけど、俺たち2人で解体できなかった爆弾なんて一つも無いからね〜。」


それを聞き降谷、諸伏、伊達はビルを出た。

 

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設定タグ:名探偵コナン , トリップ , 原作沿い   
作品ジャンル:アニメ
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sz , - キールにも正体明かしていい気がする .. (3月16日 1時) (レス) id: 85bce2a159 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:MN | 作成日時:2024年3月16日 0時

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