1625 ページ26
〜3年前〜.
カフェを後にした後、松田は降谷の車に乗った。
松田「渋谷駅で降ろしてくれ、あとは一人で帰るから」
降谷「悪いが送るのは駅の手前だ。」
そこで車は雑居ビルが並ぶ交差点の信号で止まった。
松田「そういや諸伏と同じく、人目についちゃいけねぇ立場だったな.....」
信号待ちをする降谷が助手席の窓の方を見ているのに松田は気付いた。窓に目を向けと、雑居ビルの前にパトカーが一台停まっていた。
2名の警察官が通行人と何やら争っているのが見える、
降谷「どうやら仕事のようだな、刑事さん」
松田「ったく、なんて日だ!」
松田は苦笑いをしながら車を出た。降谷も近くに車を停める、その頃松田は警官に何があったのかを聞き込みしていた。
「この雑居ビルに誰かが入り込んで暴れていると通報があったのですが...」
「ただ、所有者の許可もなく立ち入りるのもどうかと思い...なぁ?」
「嗚呼。」
そう会話する警官を押しのけて中に入った。
「え!?いいんですか!?」
驚く警官達の元に降谷がやって来た。
降谷「大丈夫、任せて」
松田「行こう」
2人は壊れたバリケードからビルの中へと進む。
「なになに?」
「大丈夫かなぁ...」
「なんかヤバい事になってんの?」
「分かんねぇ」
『..........。』
その光景を騒ぐ通行人の中から一人...髪色が派手なフードを被った少女がじっと見詰めていた。その鋭い目線に松田は一度、振り向いたが降谷と共に直ぐにビル内へと進んで行った。
23人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
sz , - キールにも正体明かしていい気がする .. (3月16日 1時) (レス) id: 85bce2a159 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:MN | 作成日時:2024年3月16日 0時