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白鳥「彼女は松田刑事に対してかなり思入れがあるようだね」
高木「えぇ。この一見以来佐藤さん周りが見えていないような気がして...白鳥さん前に言いましたよね。
あの爆弾事件以降、気が変わったかの様に“ある人”を捜し出した松田刑事を心配して佐藤さんは何度も休む様に止めたのに...結局、止められなくて佐藤さんもかなり気に病んでしまったと」
白鳥「ああ。」
白鳥警部はそう頷きながら高木刑事に近付く。
白鳥「だがそんな彼女を救ったのは君だ」
高木「え?」
白鳥「その時点で、勝ち目が無いのは僕だけだった。違うかい?」
そう高木刑事に問い掛けると顔を赤くした。
高木「でもやっぱりダメなんですよ...僕なんかじゃ、、」
白鳥「...しかし君も随分と出世したもんだ」
高木「しゅ、出世!?」
驚く高木刑事を横目に白鳥警部はくるりと後ろを向いて歩き出した。
白鳥「自ら命を賭して大勢の命を救った伝説の刑事に嫉妬しているんだから。」
高木「いっいや!僕は嫉妬なんて...!」
白鳥「松田刑事の事は関係無い。事件を横取りされたのなら取り返せばいい、急がないと佐藤さん一人で公安に怒鳴り込むぞ?」
高木「あっ....、!すっすみません!ありがとうございました!!」
クヨクヨ悩んでいる場合じゃないと気付き、高木刑事はすぐ庁舎へ入っていった。
そんな背中を眺めながら、
白鳥(まぁ君達の恋路は、かなり邪魔をした負い目があるからね...)
そう思った時、電話が鳴り、スマホ画面を見ると相手は...
白鳥「あっ、小林先生♡」
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sz , - キールにも正体明かしていい気がする .. (3月16日 1時) (レス) id: 85bce2a159 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:MN | 作成日時:2024年3月16日 0時