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高木「捜査を中止しろ!?」
風見「この事件は我々公安が担当します。」
捜査一課を後にした風見は、警視庁の入り口前に停めた公安の車に向かった。
佐藤「バカなこと言わないで!これは私達のヤマよ!!」
風見「君たちにどうこう言う権利無いです。これは要請ではなく命令ですから。」
佐藤刑事を睨む風見、そのまま前を向き車に歩き出す。
風見「話は以上です。」
車に乗り込んだスライドドアが勢いよく閉まり、車が発進する。それを見送った高木刑事と、わなわなと肩を震わせる佐藤刑事は啖呵を切るように叫んだ。
佐藤「冗談じゃないわ!こんな横暴到底承服できない!」
そう言って、警視庁に戻ろうとする佐藤刑事の腕を掴んで止める高木刑事。
高木「冷静になって下さい...!悔しいですけど僕らにはどうにも__」
佐藤「私は冷静よ!!変な事言わないで!」
高木「で、ですが...」
バッー!!
高木刑事の手を振り払った佐藤刑事。
佐藤「ちょっと上と掛け合ってくる。」
佐藤刑事は扉を開け廊下を進んでいく、そんな佐藤刑事の背を高木刑事は不安げな顔で見送った。
高木「佐藤さん...」
白鳥「なんて顔をしているんだ君は、」
高木「わっ!!しっ白鳥さん!?」
声の方を振り返るといつの間にか、庁舎入り口の壁際に白鳥警部が寄りかかっていた。
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sz , - キールにも正体明かしていい気がする .. (3月16日 1時) (レス) id: 85bce2a159 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:MN | 作成日時:2024年3月16日 0時