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コナン「松田刑事がこの名刺を渡すチャンスがあったのは、この4日間だね。」
コナンに言われ、佐藤刑事は当時の日報をめくった
佐藤「4日は一日内勤で、5日も護送任務で留置所の往復で終わり。7日は連続爆破犯の追跡してたから...」
コナン「ってことは、名刺を渡すチャンスがあったのって...」
松田「11月6日...。」
コナン「勤務が終わってから誰かに渡したりした覚えない?」
松田「いやこん時は俺庁内に泊まり込みしてたからよ。」
佐藤「連続爆破事件のこと調べてたわよね?」
松田「嗚呼」
佐藤「でも、なにか特別なことがあったって記憶はないのよねぇ」
松田「だな。強盗犯捕まえて、バスの暴走止めて、飛び降り志願者の制止...午前中は確かこんなんだったよな?」
佐藤「えぇ、」
コナン「.....(引)」
事件あり過ぎだろ、と内心引いたコナンである
佐藤「午後は担当事件の聞き込み。」
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ビルの屋上から飛び降りしようとする女性を説得し思いとどまらせた佐藤刑事と松田は、覆面パトカーに乗って警視庁に向かっていた。
佐藤「ちょっと何よ、さっきの説得の仕方。助けられたからよかったけど、いつショックを受けて飛び降りるんじゃないかとヒヤヒヤしたわよ」
松田「...」
佐藤「.....はぁ、少しは私の言うことも聞いて__」
助手席で片手で携帯を弄る松田を見る。
佐藤「あら?メール??早いわね」
松田「ああ、人より指先が器用なんでな」
佐藤「もしかして彼女かしら?」
佐藤がからかうように言うと、サングラスをかけた松田はフッと微笑んだ。
松田「いやダチに書いてる、久しぶりに全員で会えるからよ。色々と話してー事もあるし...まっ、会う日付けが一日ズレちまったがな」
佐藤「全員?」
佐藤刑事がそう松田に問い掛けた時、無線が入った。
《米花町三丁目で殺人事件発生。犯人はバイクで逃走中》
佐藤「了解。追跡します!」
隣でそれを聞いていた松田は窓を開け、警光灯を車の天井に取り付ける。
松田「やっぱ普通じゃねぇな、この町...」
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松田「...今思うと、とんでもねぇ一日だな。」
コナン「うん」
佐藤「その件の聴取が午後3時頃までかかってその後桜田門に戻ってきたの。」
日報に書かれた文字を指で追いながら説明していく佐藤刑事、松田も「そういえばあったな〜」と小さく呟きながら鮮明に思い出しつつあった。
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sz , - キールにも正体明かしていい気がする .. (3月16日 1時) (レス) id: 85bce2a159 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:MN | 作成日時:2024年3月16日 0時