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こっそりと2人を追ってきたコナンは、周りを確認しながらドアノブに手をかけた
────カチャッ...
佐藤/松田「「.....。」」
ドアを開けると中から覗き込んでいた2人。
コナン「うわっ!」
佐藤「気づいてないとでも思った?」
松田「お前のことだから盗み聞きしてたなボウズ〜笑」
コナン「う、うん...(汗)」
佐藤「はぁ...とにかく入って、」
コナンを会議室に入れて、佐藤刑事はテーブルに日報を置いた。
佐藤「まっ、こんな物見なくても松田君との1週間は大体覚えてる。...高木君には内緒よ?」
コナン「アハハ...、」
松田「俺全然覚えてねぇんだけど、」
佐藤「でしょうね。アナタ“あの件”以降、自分を救けてくれたっていう人を血眼になって捜してたし...1週間の出来事なんて全部抜けてるでしょうね。
──で?結局、救けてくれた人は見つかったの?」
その発言にコナンはチラッと松田を見上げる、松田はそれにフッと微笑んでコナンの頭を撫でる。
松田「ああ、見つけたよ。大切な存在となってな」
その松田の優しい表情に佐藤刑事は不思議に思いながらも納得した為、パイプ椅子を引き出して座り、日報を開く。
松田とコナンもテーブルを挟んで座る。
松田「俺が捜査一課に配属したのは、4年前の11月1日。ハロウィンの翌日だな」
佐藤「えぇ。でも急な転属になったから名刺は間に合わなくて、渡せたのは11月4日の朝。これも祝日明けだったから覚えてる」
松田「そこまでよく覚えてんな。」
佐藤「生意気な後輩だったからね」
松田「え、誰が」
佐藤/コナン「「松田君 / 松田刑事でしょ...。」」
「お前ら2人してよォ...」と肩を落とした松田。
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sz , - キールにも正体明かしていい気がする .. (3月16日 1時) (レス) id: 85bce2a159 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:MN | 作成日時:2024年3月16日 0時