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降谷達は車を降りて男を追い掛けると、1台の車の窓を割ろうとガンガンと叩いていた。少し離れた所で立ち止まると男は降谷達の方を振り返り即座に逃げる。
らせん状のスロープの所で男は降谷達の方を振り向いた。風見は警察手帳を提示しながら男に近付く、
「っ.....助けてくれっ───、!」
降谷「!」
男が首元を押えていた右手を離して叫んだ、それを見た降谷は立ち止まった。
その男の首元には銀色の首輪が巻かれていたー。
風見「なんだ、それは?」
風見が構わず近づいていくと、突然首輪に着いていたランプが赤色に変わった。
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松本管理官と共にバージンロードを歩いてきた佐藤刑事は祭壇の前で待つ高木刑事の横に並んだ。
神父「高木渉さん。あなたは生涯 美和子さんを守り続け、笑顔を絶やさず、幸せにする事を誓いますか?」
高木「はい!誓います!」
神父「美和子さん、あなたはどのようなときも渉さんの支えとなり、生涯愛し続ける事を誓いますか?」
高木「...」
高木刑事は佐藤刑事をチラリと見た。
佐藤刑事は表情を変えず真っ直ぐと前を向き、小さく息を吸って口を開く...
佐藤「は」
バアァァンッ!!!
「「美和子ォッ!!」」
開いた扉の先には凶器を持った4人の男が立っていた。
「そんな奴と結婚するなら殺してやる!!」
「「「うおおぉぉ!!」」」
祭壇の前に立つ佐藤刑事目掛けて突っ込んできた。すると突然、神父が中折れハットをかぶり左手で顔を掴んだ。
すると髭とメガネがはぎ取られ、目暮警部の顔が現れる。
目暮「確保ォ!!」
そう叫ぶと参列席にいた刑事達がわらわれと通路に出てきた。毛利も我先に飛び出し、突っ込んでくる男たちの前にたちはだかる。
毛利「おりゃあっ!」
「うぉわっ!」ドカンッ!!
「観念しろ!」
ドカドカ!! バタンッ──!!
コナン「...なんなんだよ、いったい...!?」
歩美「はわわ...」
参列席にいたコナン達は突然の出来事に呆気に取られていた。その時暴漢達の1人が刑事たちの山の隙間から上半身を抜け出した。その手には拳銃が握られている。
コナン「!ヤベェ...!!」
コナンはそれを阻止しようとボール射出ベルトを握り、靴に手を当てたが、、。
コナン「しまった!靴が違ぇ...!」
拳銃を持った男は祭壇に向けた、その先は逃げようとしている佐藤刑事達を狙う。
高木「くっ!」
拳銃に気付いた高木刑事は、暴漢に向かって飛び出した。
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sz , - キールにも正体明かしていい気がする .. (3月16日 1時) (レス) id: 85bce2a159 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:MN | 作成日時:2024年3月16日 0時