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和葉「紅葉!!どっかで聞いてんのやろ!?コソコソせんと出て来ィや!!」
セーラーの胸元からマイクを取り外して、啖呵を切る和葉
紅葉《ほんならそうさせてもらいます。》
和葉の叫びに冷静に答えた紅葉。すると...
バラバラバラッ──!!!!
空から激しいプロペラ音が響いて、見上げるとヘリが一機
松田「お前の昔話ガチだったんだな...。」
『あれは世間的に認められたお嬢様だから、私と一緒にしちゃいかん』
コナン「ってことは、昔は汀紗姉ちゃんもこんな風に移動した事があるんだね」
目の前で着地したヘリの扉が開き、中から現れたのは執事の伊織さんと...大岡紅葉。紅葉は頭を下げて挨拶をした所で、早速詰め寄っていった西と東探偵共。
服部「詳しい話っちゅうんを教えろや!」
紅葉「詳しい言うても一言加えるだけです。暗号には「フットボウル好きの母より」と書いてありましたけど、彼女は「フットボウル」...つまりサッカーの試合を一度も観戦しはった事がなかったそうですよ?」
教えられたヒントはそれだけに、眉を寄せた西と東。
紅葉「所で何故ここに、汀紗さんと見慣れない殿方がいらっしゃります?」
『すんません。偶然このタワーの下で服部達と鉢合わせして、暇だったんで来たんです!大丈夫!変に邪魔する気は無いんで!!多分!!』
松田「まぁ、俺も汀紗もアンタの今ヒントでこの4枚の暗号がどこを示しているのかは分ったぜ」
紅葉「あら!」
伊織「...。」
コナン/服部「「え、ええっ!?」」
暗号を顰めっ面で眺めていた2人が驚きの声を上げた。
服部「んなアホな!!八宵は兎も角、アンタ今の紅葉のヒントだけでこの暗号解けたっちゅうんか!!?」
松田「あぁ...、俺この手の暗号解読は得意だからよ」
皮肉だが、東都タワーの爆弾事件が役に立つ機会が多い...
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作者名:MN | 作成日時:2024年3月15日 17時