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赤井「ボウヤ」
その時、赤井さんがコナン君を呼んだ。
赤井「見えるか?あの部屋のベランダにある、物干し台のパイプ」
コナン「え、うん?」
柵に手をかけて、秀𠮷さんが捕まっている部屋のベランダを見る。そこには物干しのパイプが設置されている、、。
コナン「見えるよ。あのパイプがどうしたの?」
赤井「あれの角度を、ボウヤの例のボールで変えられないか?」
コナン「...できなくはないと思うけど」
赤井「じゃあ、これから言う作戦に俺の作戦に乗ってくれ」
カチャー...。
萩原「あ、汀紗ちゃんがいつも怒られてる原因」
『言うなよッ!!!ていうか萩もこの件内密よ!?』
萩原「やだよ。俺汀紗ちゃんみたいに、アイツに怒られたくないし」
『そう言うテメェもこの手には、ギャイギャイ言うくせに自分が関わった案件は目を瞑って、怒られるのは嫌だとか何様だァッ!!?ꐦ』
ガッと萩の胸ぐらを掴み上げる私の横で、サイレンサーを取りつけた赤井さん。次に私が萩から手を離して、萩はコナン君を柵の上まで抱え上げた。
『ハズすなよ。』
萩原「まぁ、外しても汀紗ちゃんが何とかしてね」
コナン「ハァッ!」
ドカッー!!
ベルトからボールを出して、ベランダのパイプに向かってそれを蹴ったコナン君。見事命中!
パイプは角度を変えた。
コナン君を床に下ろした所で、蝶ネクタイを取り出して自分のスマホと共に萩に渡し向けた。
コナン「萩原刑事!変声機を拡声器バージョンにしといたから。30秒後に頼んだよ!行こう汀紗姉ちゃん!」
『あいよー。萩か赤井さんは終わったらワイヤーとスマホ回収しといて〜!』
赤井「了解。」
萩原「やったぁ、何気にコレ使ってみたかったんだぁ♪」
赤井「信頼されてるな」
萩原「そりゃ、あんたも同じことでしょ?」
なんて会話を背中に、私とコナン君は屋上を出て、秀𠮷さんたちのいる階まで階段で下りる。今萩が変声機を使って警察に成りすまし、菱沼さんの説得を始めた。
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作者名:MN | 作成日時:2024年3月15日 17時