【名探偵コナン】全キャラクターが持つ能力を全て扱える様になったから無双する３２ (ページ39)

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すると、赤井さんはどこかへ電話をかけ始めた。

コナン「どこにかけてるの？」

赤井「弟が持ってるもう一つのスマホだ。俺と弟が内密な話をするとき専用のな。俺はどこかの高校生探偵と同じく世間的にはこの世に存在しない身なんでね...？」

コナン「.....。」

そこから呼び出し音が響き、、

赤井「...繋がった」

コナン「え、ほんとに!?」

繋がった通話に声を上げるコナン君に「Shh...」と人差し指を立てて静かにするようにジェスチャーする赤井さん。

赤井「.....目隠し将棋か」

しばらくスマホの向こうの声に耳を傾けていた赤井さんが、小声で状況を伝えてきた。現在の状況は犯人と秀吉さんは監禁状態...

そんな中、始まった目隠し将棋───。

萩原「ねぇ、目隠し将棋って何？」

『目隠し将棋って言うのは、将棋盤や駒を使わないで駒の移動先の声だけで対局を進めていくこと』

萩原「記憶力やば...。」

小声で訪ねてきた萩は、秀吉さんの能力に肩を竦めた。

コナン「目隠し将棋をやってるの...？」

赤井「弟のことだから、何か狙いがあるとは思うが、」

萩原「その目隠し将棋ってやつで、何か伝えようとしてるんじゃない？例えば...将棋の棋譜で、自分が捕まってる場所を伝えるとか、、ＦＢＩの弟さんなら出来そう！」

赤井「いや、それには及ばんよ。電話さえ繋がれば...これが使えるからな」

赤井さんはスマホを耳から離して操作し、画面を見せてきた。そこには赤く点滅する座標が示されている、GPS！

萩原「.....何であいつがアンタのこと好きじゃないのかちょっと分かったかも」

赤井「これ以上、敵に回したくない人物候補が増えるのは勘弁して欲しいな」

萩原「あー、そこまで俺はアンタのこと嫌いじゃないよ？むしろ話し合ったりするし、じんぺーちゃんも俺も班長もまぁまぁ好感的であったりはする」

『.....ﾊｧﾟｯ...存在しない記憶ｶﾞｧｯｯ....!!!』←

コナン「萩原刑事がそういうこと言うから、汀紗姉ちゃん頭抱えて死んじゃったよ。」

そこでスマホをコナン君に手渡しした赤井さん。

赤井「とにかく、この場所に急行するから、ボウヤは弟の目隠し将棋を聞きつつ.....どうやって犯人を特定できたかを教えてくれないか？」

サイドレバーを引きアクセルを踏んで、車はUターンしてGPSに示された場所に向かって走り始める。

容疑者はコーヒーを買ってきた菱沼さんとパンを買ってきた勝俣さん、そしてアイスクリームを買ってきた瓜生さんの3人ー、、。