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瓜生「味が落ちてるって聞いたので下のエントランスのところで飲みました」
高木「しかし、ぬるめのコーヒーならインスタントコーヒーを使えば給湯器のお湯でも...」
菱沼「ああ、いえ...今ちょうど給湯器が壊れてて水しか出ないんです。修理の人呼ばなきゃって言ってたんですけど」
高木「じゃあ電気ポットとかは?」
菱沼「それも、この前僕が壊しちゃって...」
設置されているIHのコンロの上には、勝俣さんと瓜生さんが買ってきたアイスの紙袋とパンが入ったポリ袋が置かれている。
倒れた源田さんを見た2人が慌ててコンロの上に置いたものだけど、袋の底は焦げてないからコンロは使用していない.....。
3人の証言を聞いた佐藤刑事は外部犯の仕業だと絞り込んだようで、今朝遺体で発見された錦戸公春棋士から続く、連続殺人だと告げる。
錦戸棋士の遺体の傍にも脚が1つ切り取られた将棋盤が置いてあったそうで...3人に錦戸棋士との面識はなかったようだが、源田さんは仲が良かったらしい。
元は錦戸棋士がこの勉強会を開いており、メンバーは彼と源田さんとうつ病になってしまった岸本雄平棋士、そして菱沼さんの同期の瓜生欣二棋士の4人だったという...
高木「ところで、なぜ岸本棋士はうつ病になったんでしょう?」
瓜生「原因は...兄の欣二が、自 殺したからだと思います」
高木「じ、自 殺!?なんで...!?」
瓜生「それが、分からないんです...。」
勝又「分からないどころか、そのころ欣二さん絶好調で勝ちまくってて、昇級するのは確実っていって前祝いまでしたのに...っ」
涙をずっと流している勝又さんが答えた。
瓜生「あ、水菜は兄と付き合ってて...」
佐藤「その岸本棋士に話を聞く必要がありそうね。瓜生棋士が自 殺した訳を知ってるかもしれないし、その自 殺が2人の棋士の殺人に関係があるかどうかも...」
コナン「2人だけじゃないかも」
佐藤刑事の言葉に、コナン君が横槍を入れる。
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作者名:MN | 作成日時:2024年3月15日 17時