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容疑者は3兄弟の、柏木優さん・菅田克信さん・陣屋才輔さんだ。ちなみに証拠となる写真は幼少期の頃、海で撮った家族写真であった。ちょっと証拠としては薄い...っ!
紅葉「そや、刑事さん遺体の手ェに火傷の跡があらへんやろか?」
伊織さんの背中から渉に訪ねた紅葉。
高木「火傷?...あ、!右手の掌に、妙な形の火傷の跡が...」
紅葉「ほんなら、ホンマの兄弟やったらあれと同じ火傷の跡があるはずです!見せてくれはりますか?」
3人は戸惑いながらも掌をかざして見せてくれた。確かに被害者と似た様な火傷がそれぞれ掌に付いていて...、
蘭「あ!」
『あ?』
伊達「どうした??」
蘭「そ、その火傷の跡って...ジンギスカンの鍋!?」
突然声を上げた蘭が、財布の中からジンギスカンの割引券を取り出した。なーる...確かに似てる跡や、なんなら正解だったみたい!
養子に出される前に、母親が家政婦をする事になったお屋敷に兄弟が呼ばれてジンギスカンを食べたそう。火傷は片付けの拍子に、誰かが鍋をひっくり返したからとの事.....。
そんでもって、今わしと航と陣平は倉庫の2階にいます。
『.....袋』
松田「中身は...?」
伊達「ジンギスカンの鍋だ。」
『重い...4人で受け止められたやつが...?』
伊達「4人で受け止めたとしても、掌程度の火傷で済むのか?この鍋の大きさ的に4人で受け止めたのなら逆に、もっと火傷しちまいそうだけどなァ...」
松田「もし、母親が火傷しそうになった所が頭部辺りだったら?写真を見る限り肥満体型だったし、長男と次男は母親の頭が重かったと表していたんじゃねーのか?」
と言い、私に目を向けてきた陣平。
『.....まぁ、いいや。正解だ松田。伊達。』
松田「よっしゃ」
伊達「まぁ、証拠以前に四男の陣平才輔だけ耳の形が違うしな」
さすがゼロの同期!あっという間に犯人分かっちゃいましたよ!!2階から下の倉庫を見渡すと、外に出ようとしていたので港のおじさんに話を聞きに行くのでしょう。
『待て服部!!江戸川!!』
服部「ん?なんや八宵!!」
コナン「というか、3人ともいつの間にそこに??」
2階のフロアから身を乗り出して、振り返って返事をしてきた2人に呼び掛ける。
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作者名:MN | 作成日時:2024年3月15日 17時