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ー 杯戸港・第4倉庫 ー
松田「4人先に来ただァ?」
「はい。恐らく暗号を解いてこられたかと、」
コナン君達より一足先に着いたわしと陣平、倉庫の係員のおじさんから話を聞いた。倉庫は建て替える予定だったらしいがオーナーの意向で、工事が延期になって今は誰も使っていないらしい。
その後、服部達も到着しておじさんから話を聞いた。
服部「ひょっとしてオレらの他にもう誰が来たんちゃうか?」
「ああ、今朝早くヒゲを生やした男の人が来たよ。そしてその後、また男の人が来て...ついさっきまた男の人が立て続けに2人来たよ」
服部「4人も来たんかいな!?」
和葉「例の4人兄弟なんちゃう?」
蘭「じゃあみんな暗号を解いたんだね!」
そっからおじさんに第4倉庫まで、案内されて帰る前にまた声を掛けて。という言葉を了承して微かに空いているシャッターの間を屈んで通って中に入る。
中に入ると、最初に目に入ったのが3人の男性の背中...。
服部「なんや?誰かおるんやったら返事ぐらいせぇ」
コナン「...?」
最初に、男性3人の元へ歩み寄る服部とコナン君。
だが誰からも返答がなく、3人の真ん中の小太りの男性がその場で尻もちを着いており、不審に思いながら服部とコナン君が近付いたとき...
「「「!?」」」
男性3人の前で、仰向けになって後頭部から血を地面に叩き付けたように流している、ヒゲを生やしている男性の姿が目に入った。
蘭/和葉/紅葉「「「きゃあああっ!」」」
松田「退けお前ら」
服部「あ、あぁ...。」
前にいた服部とコナン君を退けて、前に出てヒゲの男性の首元に手を当てた陣平だが、もう息は無かったらしい。
どうやらこの男性3人は、兄にメールで呼び出されて此処へやって来たそうだ。つまり母親から暗号を貰った4兄弟のうちの3兄弟という事になる、
伊織「お兄様がこうなった原因に心当たりは?」
「た、多分あそこから足を踏み外して...」
「転落死したんじゃないの?」
「事故か自 殺かは分からねぇけど...」
3人の男性の内の一人が、倉庫の2階フロアを指さした。
松田「この遺体に誰か触ったか?」
「い、いや触ってないけど...」
『じゃあ殺人...』
松田「犯人はアンタら3人の内の、誰かかだな?」
「「「ええっ!?」」」
私と陣平の言葉に声を上げた女性陣、服部とコナン君はそれに同意見な様子で何も言わなかったし、この後に及んでまだ推理勝負する気ですよ!?紅葉も乗っちゃってるし!!
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作者名:MN | 作成日時:2024年3月15日 17時