検索窓
今日:93 hit、昨日:125 hit、合計:16,804 hit

1499 ページ50

 


それに態々汀紗自身のスマホを俺に預ける必要は無かっただろ?場所さえ教えてくれればそれで、、逆に言えばこのスマホの中には俺やボウヤの知り得ない...



(奴等(組織)の情報がある可能性が───、、。)



アプリに指先を近付けたがすぐに止めた。


(後で汀紗に謝らんとな、)


少しでもそんな気を持ってしまった自分が不甲斐ない。汀紗は俺の事を信用しているからこそ、スマホをこのまま持たせてくれた。なのに裏切る様な行為を考えて...浅はかだ



諸伏「時間ピッタリだな」



『!』



隣から掛けられた声に驚いて振り向くと、スコッチこと公安警察の諸伏景光がいた。偽名の緑川唯とも雰囲気が違うな...、これが本来の公安としての彼なのであろう。。

スマホをポケットにしまい彼の方へ、向き直る。


諸伏「降谷から話は聞いてるな?」


『あ、嗚呼...。』


汀紗から聞いた事だが、俺は目の前にいる彼と裏方の警備に当たるらしい。お互い表沙汰には出れない立場だ、本来なら良いコンビなのだろうな...


諸伏「.....。行くか」


『了解』


よそよそし過ぎるな、汀紗ならもう少しフランクに行くか


──────────────────────────


彼の後に着いて行くと、WSGが開催される会場付近の人気の無い駐車場へと辿り着いた。目の鼻の先には大きなドーム型の会場が聳え立つ...至る所には公安警察らしき人物もちらほら見える。

流石に、彼の姿は無いみたいだな。


諸伏「先ずは各国からやって来る要人を全部暗記してくれ」

『うん』


車の助手席に乗り込んだ所で、渡されたタブレットに目を通す。どの人物も著名人ばかりだな。流石 世界中で開催されるスポーツの祭典と言った所か、、


画面をスクロールしながら、得られそうな情報を探す。


諸伏「そうだ、WSGのスポンサーパーティーに参加して欲しいんだけど...それはこっちで手配しなくても大丈夫だよな?」


『あぁ、うん。園子に誘われると思うから、』


それとなく応えながら、画面をスクロールしていくとある人物が目に入った。国際WSG協会会長 アラン・マッケンジー...。FBI長官だ、やはり15年前の例の事件が関与する可能性が高いな、、。


(他に何か得られそうな情報は...)



ーコンコンッ、



『ん?』


俺がいる助手席の窓がノックされ、其方に目を向けると__




降谷「すまない遅れて、用意は出来てるな?」




...まさか、こんな状況で再び再開するとはな降谷零君ー。
 

この小説の続きへ→←1498



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (7 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
26人がお気に入り
設定タグ:名探偵コナン , トリップ , 原作沿い   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:MN | 作成日時:2024年3月14日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。