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本をパパッと片して、昴の変装を解いてリビングにて...。
『どうすれば元に戻る?』
と隣から訪ねてきた赤井さんの胸ぐらを掴み上げ、
ゴッ!!!
赤井「.....まぁ、そう簡単には直らないか」
額に頭突きを噛ましたけどダメだった。
有希子「しゅ...じゃない汀紗ちゃん、自分の体に対して容赦ないわね。大丈夫秀ちゃん?」
『え、えぇ...』
痛そうに額を手で擦る赤井さんに、陳謝して考え込む。
赤井「.....待て、そういえば今日の夜に公安の協力要請が」
『ほぉー、、。』
独り言のつもりが、思いっきり標準声で案件喋ってしまい面白そうな笑みを浮かべた赤井さんに、悪寒が走った。
赤井「待て、待ってくれ」
何も言わず工藤邸を出て行こうとする赤井さんの後を追いかけて、手首を掴んで止める。
『どうした汀紗?』
赤井「どうしたじゃない。行くのか?この状態で、あんたが公安の要請任務に...」
『嗚呼。せっかくの機会だしな、何か問題あるか?』
赤井「あるだろ...!!」
好奇心に負けたのか知らないけど、それだけは絶対ダメ!!!
有希子「所で汀紗ちゃん、さっきから口調が秀ちゃん寄りなのはどうして?」
赤井「聞きたいですか?この声であの用語を連呼する赤井秀一を...」
『面白そうだな』
有希子「え、何それ気になるわ!いつもの汀紗ちゃん口調の秀ちゃん!!」
あーもー、知ってたよ。アンタらがそういう人だって!!
赤井「兎に角だ!行くのは辞めてくれ!!」
『そこまで汀紗が、行かせるのを阻止させるということは相当な案件なのか?』
赤井「っ...あ、嗚呼。」
...言えるかよ。
ワールド・スポーツ・ゲームス 通称【WSG】
...の警備体制の任務を要請で受けているなんて、WSGと言うのは、4年に1度のスポーツの祭典でこ今年の開催国は日本であり、国中が迫る国際的スポーツの祭典ー。
世界中から多くの人々が集まる上、各国からの要人も多く集まるこの祭典は、それ故にテロが起こる可能性も高まる
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作者名:MN | 作成日時:2024年3月14日 16時