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私のハーレーに続いて、一台ずつ車とバイクが後ろから着いてくる感じで錦座にあるセーフハウスへと到着!
外装を見た早々、キールとバーボンはひくっと表情を強ばらせた。
キール「ご、豪邸じゃない...」
バーボン「貴女の存在を一時隠すのが目的なんですよね?」
『まぁ、そこは自己防衛って事っしょ。言うてココ、錦座の中心から外れた高級住宅街通りだから、そこかしこのパンピー家がカモフラージュにもなるってね!』
ポケットの中から、鍵を取り出し鍵穴に填めて開ける。
内装もまぁ、高級ホテルの一室みたいな感じよ。
『さて!先ず先ずは〜...』
ガサゴソッ、バキッドゴドコッ、ゴゴゴッ
『盗聴器〜隠しカメラはあるかしら〜??』
玄関で表情を強ばらせたまま動かない2人を置いて、靴を脱いで中に上がり家の怪しい部分を片っ端に物色する。それ系の類はありませんでした!ホントに私自身で、防衛する感じなんだね!
まぁ ある意味この2人は信用してるから心配ないんだけど
『2人とも、上がったら〜??』
バーボン「.....。」
キール「...行きましょう」
バーボンとキールは互いに目を合わせたあと、重苦しい足取りで家の中に入ってきた。とりま胃が痛いと思われるので、キッチンでカフェオレ作りました!
コトッ、
『飲んだら?疲れたでしょ??』
バーボン「..........じゃあ、お言葉に甘えて」
テーブルの上に置いたカフェオレ。椅子に着いたバーボンはそれを一つ手に取って、軽く啜ったあと「美味しい...」とゼロでそう言った。
キールも遅れて、座って飲んでくれた。
キール「暖まるわ...。作るの上手ね」
『えへへっもったいない言葉貰っちゃった!あ、ねぇ2人ってお互いのこと把握してるんでしょ?』
バーボン「.....。はぁ、貴女ねぇ...」
『いいじゃん!実際今こうしてほぼなんの躊躇もなく私の作ったカフェオレ飲んじゃったんだし、お互いにそういう事だって分かってるんでしょ??』
足を組んでカフェオレをぐびっと仰ぐ。
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作者名:MN | 作成日時:2024年3月14日 16時