1492 ページ43
キール「これは?」
『私の自宅付近の監視カメラの映像、マンションの前に変な車が一台停まってるでしょ?』
バーボン「...まさか、そんな、正面突破で貴女を誘拐...なんてことを考えている訳ですか?」
『そうじゃろ。アホやし、しかし思ってたより早かったな。今の情報ネットワーク舐めちゃいけねーな...』
マンションだし中に入られることは無いだろうけど、このままじゃ家に帰れない。何よりアイリッシュとキュラソーに迷惑が掛る。
それだけは避けたい、多分...2人も気付いてるんだろうけど追っ払う事とかもう出来ない立場だから、、、。
『そいで?私はどうすればいい?ほとぼりが冷めるまで暫くこの家に帰りたくないんだけど...、友達だっているし変に勘づかれたくない』
ベルモット「流石my. Angel話が早くて助かるわ。そこであの方から、バーボンとキールに任務が与えられたのよ」
キール「え?」
バーボン「どういう事ですか...?」
お母様の言葉に眉を寄せたキールとバーボン。
そして、あの方から直々に与えられた任務と言うのは...
『ハァ!?!?!護衛ッッ!?!?!?!!』
ベルモット「えぇ。」
いや、えぇ。じゃなくて!!嘘でしょ!?護衛って事は...あの家には帰らない=暫く2人と居る。つまり私が行った事のあるセーフハウスのどこかに、3人で過ごすって事だよな!!?!
『ぇえッ...! もっ、!ちょーぜつ要らないんだけどッ...!!自分の身は自分で守れるっ、!!それを1番知ってるのは、アンタらでしょ!?なのに何で!!?あの方は何を考えとるんじゃァッ!!!』
ベルモット「知ってるからこそ、こんな任務を2人に与えたんじゃない?言っとくけどボス直属の命令よ。拒否権は無いからね?」
キール「.....。」
バーボン「...訳が分かりません」
うん。今世界一2人に同意してる。
『..............。いや、あの方が私の事を心配してくれてるのは有難いけど、それって護衛だけが目的じゃないよね?』
混乱する頭を一旦整理したら、ある一つの可能性が思い浮かんだ。
25人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:MN | 作成日時:2024年3月14日 16時