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ピッ、
『もしもし...』
とりあえず出る。バボとキルから心配そうな視線を感じる
RUM《初めまして...いや、お久しぶりと言った方がよろしいでしょうか?That Angel.》
変声機の声に、あの方の天使...か。しかも久しぶりって...
『え、えっと...貴方がここのNo.2とかどうとかは聞いてますけど、お久しぶり...?はちょっといまいち理解が出来ないんですけど、、私と会ったことあるんですか?』
多分、ここは“知らないフリ”を貫いてた方が良いだろう。
RUM《ほぉ...。では、初めましてという事にしましょう》
『は、はぁ...』
良かった。能力のお陰でバレてなさそうだな...!
『えっと、それで...あの、、家族と今いるんですけど記憶喪失になってしまった件で、話し?をする感じではあると思うんですけど.....なんか知らない男女が2人いるんですけど、それは一体...??』
RUM《先ずはそのお二人とは、自己紹介をするように》
ブツッ!!
...なんだコイツ、
まぁ、犯罪者以前に人として自己紹介は確かに大事なので陰から身を出して、皆のいる所に歩み寄る。そしてキールとバーボンの前で足を止めて2人を少し見上げる。
『...八宵汀紗...です。組織の天使って言うのはあだ名?みたいなもので、えっと...お、幼いと言うか...産まれた時からここで育ってきました。今は都内に一人暮らししてます.....。』
バーボン/キール「「...」」
紹介に2人は一瞬、間を空けて返してきた。
キール「キールよ。よろしく、」
バーボン「バーボンです。先程彼らから聞いた話以上に愛らしい顔立ちで、お転婆な性格をしていますね。強い女性は嫌いじゃないですよ」
軽く微笑んで短調的に挨拶をしてくれたキールと、胡散臭い笑みを浮かべて私の頬に手を伸ばしたきたバーボン。速攻でその手を叩いて払う、
『シンプルにタイプじゃないので辞めて下さい』
ベルモット「ぶっ...!」
あー、いよいよお母様耐えきれんなんて吹いたよ。
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作者名:MN | 作成日時:2024年3月14日 16時