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コナン「そういえば、汀紗姉ちゃんはどこから来たの?」
『...ごめん。分からない』
コナン「そっか、」
転生者って事も忘れてる感じか。だとすれば.....今の汀紗は本当に独りぼっちじゃねーか。寄り添える身内もいなくて幼少期の記憶を聞き出したら、酷く呻いたって言うし.....、
『コナン君...?』
コナン「あ、ううん。なんでもない。それより着いたよ!ここが知り合いの兄ちゃんの家、というか汀紗姉ちゃんもその兄ちゃんと友達なんだけどね」
『.....此処が、』
俺ん家の前で足を止める。
邸宅を見上げた汀紗は一瞬...横の博士の家も見て門の柵に指をかけてオレの方を見てきた為、首を振った。ゆっくり門を開けると同時に、家の扉が開いて昴さんが顔を出してきた。
『!』
昴「待っていたよ」
コナン「ごめんね昴さん、いきなり」
昴「構わない。それより...あの話は本当なんですか?汀紗さん、」
『ぁ...す、...すみません...。分からない...です.....。』
昴「........私は沖矢昴です。気軽に昴と呼んで構いません」
『.....お、沖矢...さん.....』
気まずそうに目をそらして、名前を発した汀紗。やっぱりと言うべきか、あの赤井さんも相当堪えているのか「参ったな」と一言呟いて中へ入れてくれた。
リビングに通されると誰も居なかった。
コナン「優作おじさんと有希子おばさんは?」
昴「2人は急用があると言って、一昨日辺りから帰って来ていない」
コナン「海外か...。」
まぁ、変に人が多くない方が今はいいか。
グラッ__、!
昴「!」
『ぅ...っ、す、すみません...』
その時、オレと昴さんの後ろを着いて来ていた汀紗が突然ふらつき出した。咄嗟に昴さんが背中に腕を回して横抱きをした為倒れることは無かった。
昴「大丈夫ですか?」
『は...はい.....ちょっと、疲れて...』
そう言う汀紗をリビングのソファまで運び、横に寝かせた昴さん。
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作者名:MN | 作成日時:2024年3月14日 16時