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遠島「じゃ、じゃあ私の殺人は何の意味も無かったということか...!?」
『ざけんな』
遠島「!」
『殺人に意味とか求めないでもらっていいですか?それをした所で、娘さんの病気が治ったとしても、貴方の心は一生報われません。後悔のない殺人なんて無いんです』
遠島「う、うぅ...っ」
絶望顔で涙を流す遠島さん。
やっぱり子供が関わっている殺害動機はどうも嫌いな傾向にあたる。あの人達に育てられたからこそ...、かな?
『ちなみに、本物の盆は蝶野さんのですね』
蝶野/坂巻「「ええっ!?」」
蝶野「そ、それは本当か嬢ちゃん!?」
自分の盆を手に取って驚く蝶野さん。
コナン「うんうん。ボクも汀紗姉ちゃんと同意見!だって犯人が西津さんの頭を槍で殴った時、3人の所まで血が飛んでて...箱や盆にも少し血が付いてる。
つまり、殴られた時に西津さんの目の前に本物の盆があったんなら本物の盆が入ってた箱は空だったはずだよね?」
高木「あ、そうか!だから箱の中の座布団の真ん中に血が付いてたんだね!」
蝶野「やったー!!」
坂巻「あぁ、そんな...オーナーに何と報告すれば...」
蝶野「大丈夫。必要とあればこの堆黒盆をあんたの美術館に貸してやるから!」
坂巻「格安でお願いしますよ?」
米花町住人のくせに、平和に解決したぞ!!
ちなみに、博士の小皿はなんの価値もないただの小皿です。叔父の栗介さんが昔割ってしまい、塗料でそれを隠したと言った感じです!箱に書かれた文字はそれをかけたことわざ!
世良「「隠すより現る」か...言い得て妙なナイスなことわざだな!お二人さん!」
コナン/灰原「「ハハッ...、/ ...。」」
あーもー!また性懲りも無く、絡みに行って!!
『よしさっさと帰るか。渉刑事!事情聴取!』
高木「あ、はい!」
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事情聴取を終え、工藤邸と阿笠邸の前で解散した。世良は早々にバイクで去り、哀ちゃんと昴も家に帰って行った。
『んじゃあ、わしもバイバ〜...』
コナン「待って汀紗」
『ん?』
呼び止められて、振り返る。
コナン「...世良の母親については、どこまで知ってる?」
『シークレットインテリジェンスサービス』
コナン「!や、やっぱり...!!」
『Shh...これ以上はナイショ♡』
口の前で人差し指を立てて、私も家路へと辿った。
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作者名:MN | 作成日時:2024年3月14日 16時