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昴「汀紗さん、御家族の方々は伝えているんですよね?記憶喪失だったこと」
『ああ、うん。連絡も出来なくて...凄い心配させちゃったから』
昴「心配...ね」
ちょっとだけ眉を下げた昴。
その気持ちは汲んどくぜ、でも正直...夜会ってその後自分家に帰って来れるのかが少々五分五分気味だ。理由は後程!
ちょっと待ってたら、博士が慌ただしく戻ってきた。
コナン「何!?頭から血を流して倒れてた!?」
『鑑定士が?』
博士「ああ!椎黒盆を目の前にしてな!」
コナン「灰原!汀紗姉ちゃん!救急車と警察に連絡を!」
靴を脱いで上がって、廊下を走って行くコナン君、世良、昴の背中に博士は倒れていた場所の部屋を叫んで教え、私と哀ちゃんは救急車と警察にテルいれた。
灰原「汀紗さん、記憶喪失の薬品を調べ上げた借りを返すつもりで、あの子から私の存在を逸らしてくれない?」
『そんなん借りにもなんねーわ、助けなんて言う暇もなくいつでも護ってやるよ。哀』
灰原「...突然誑かされる様な発言をされるのは、それはそれで癪に障る」
『姫厳しぃ〜』
博士「今のは照れ隠しじゃよ」ボソッ
博士 哀ちゃんにお腹を抓られた。
数分後、戻ってきた3人。既に亡くなってたって...その後警察も到着して現場検証が始まった。被害者は西津法玄さん死因は背中に深い刺創があって有尖有刃器による大動脈損傷との事。
自室と思われる和室で、うつ伏せになって頭と背中から血を流している西津さん。傍には立て掛けられた槍が数本あり、一番手前の槍に被害者のものと思われる血が付着している。口金にも何かを殴ったような跡が見えた.....。
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作者名:MN | 作成日時:2024年3月14日 16時